第3話 あの事件……

 いつものように、ボクは『ショパン』の屋敷のリビングにいた。

 目的はショパンの美貌の姉、神崎 ルナだ。


 神崎 ルナに会うため、ボクは毎日いそいそと、ここへ通っていた。

 ひと目会った瞬間、アイドルのように可憐なルナに憧れていた。


 ミニスカートから伸びる白く長い脚がなまめかしい。

 惜しげもなく太腿をさらしていた。


 室内には、メロディアスなピアノ曲が流れていた。

『この曲は……』確か、聞き覚えがあった。


「ねェ…、まだあの事件、解決しないの……」

 突然、ルナがボクに訊いてきた。

「え……❓❓」あの事件ッて……

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