ゴーレムマスターの愛した人型兵器

第８話：次回予告

　火星タコを死闘を繰り広げるアルテローゼ。

『火星タコは、攻撃のエネルギーを吸収してＨＰを回復する特性を持っているのか』

　魚雷などの攻撃はそのブヨブヨの体に命中しても爆発せず、逆に吸収されてしまい、触手を切っても切っても、直ぐに触手が再生されるのだ。

　このままでは、アルテローゼはエネルギーが尽きてしまい、火星タコに飲み込まれてしまうだろう。

「レイフ、撃っても駄目、切っても駄目なならあれ（・・）しかないよ」

　スティック（操縦桿）を握るアイラが、レイフにあれ（・・）を使うべきと進言する。

『だが、あれを使うには気合いが１３０は必要だ。敵が一体だけでは、気合いを上げるのは不可能だぞ』

　あれ（・・）を使うには、一定数値の気合いが必要である。そのためには敵ユニットを破壊して気合いを上げるしかないのだが、火星タコ以外の敵ユニットはこのマップには存在しない。

「はは、レイフ、あたいはおねーちゃん（レイチェル）と違って、こんな事ができるんだよ。精神コマンド＜奇跡＞発動」

『なんと、アイラはそんなコマンドを持っていたのか。これで気合いが貯まった。あれ（・・）が使えるぞ』

「じゃあ、レイフいくよ」

『おう』

『「必殺、大○山おろしーーー！！」』

「グガギャギャー」

　アルテローゼ・マリンフォームの必殺技を食らった火星タコは、再生能力を上回る攻撃によって海の藻屑と消えるのだった。

　次回、「総攻撃」

　さて、次回もめちゃくちゃ動きまくるぜ。

　尚、諸般の事情により次回予告と異なった番組内容に変更される場合があります。