第11話 チャラ男がミネルバロードに?

 あれっ?

 あぁ目が覚めたのか·····

 頭痛ぁ、だっるぅ~~

 良い所だったのに、もう一度寝たら戻れるか·····ダメだ!今日の講義落とせない!

 バイトも·····ん?今日は無いか。

 あぁ~~だっるぅ·····サボりたい、ん~~はぁ~~起きるか。


 朝食は、向こうで確り食べたから、抜いても良いか、食欲無いし。

 顔洗って歯磨きしてたら、倒れそうな程お腹がすいた。


 大急ぎベーコン3枚フライパンで焼く、私はカリカリにはしない、裏返し程よく脂が出たらお皿に取り出し、卵3個割って塩コショウ、程よく焼けたらお水を入れて蓋をする、1分で火を止めて、トーストしない食パン5枚切り、3枚用意してベーコンと目玉焼き乗っける。

 冷たい牛乳、パックから直のみ、ベーコンエッグ乗せパン、3枚食べてもまだお腹がすいてる、牛乳1リットルに食パン5枚食べちゃった、2枚はレタスとチーズ乗っけました、カラシを塗ると何だって美味い。


 講義に遅れる!!

 あれ?何か無茶苦茶速く走れる、自動車を追い抜いた。

 LV28だもん、当然?って向こうのミネルバロードの話じゃん·····まっ良いか、遅刻しないですんだ。


 居眠りしないで、無事講義が終った。

 帰って寝直そう!!

「ミアちゃん、帰り?」「げっ!!チャラ男、何かよう?」

「今日受ける講義無いから、カフェでお茶しよ」

「講義無いのに、何故学校に居る!!」「酷いなぁ、ミアちゃん誘うのに待ってた」

「こらぁ!!ミアちゃんだぁ!!!」「ゴメン今川さん」「おごりだろうな、お茶」

「はい!!モチロン」「じゃ、行くか」


 何か心愛すっごい

 あれって2回生、先輩でしょ

 心愛の事聞き回ってた人だよ

 付き合ってるのかな

 ボソボソ


 後ろが騒がしい。



「今川さんって獣耳ハーレム、プレイしてるの?」

 山岡大の向いのカフェです、ミルクティーにチョコケーキおごって貰ってます。

「·····203号室のマッドサイエンティスト、何してたか知ってる?」

「ガラクタVR装置作ってた、でしょ?」

「でね、失敗作だって事になってるけど、VR装置マジなんだ!!」

「ん?」

「あのね、ゴキブリが基盤を通った為成功したの!!」

「んん?」

「あの時チャラ男、ミネルバロードプレイしてたでしょ、獣耳ハーレムもプレステにセットしてたでしょ!!」

「うん」

「その2つのソフトがVRにインストールされたの!!」

「うう~?」

「でね、私寝る度に獣耳ハーレムとゴッチャになったミネルバロードに行ってるの」

「ふん?」

「この前講義の最中寝たのは、海岸でミューを助けてたの!!」

「おぉ?」

「それでねLV上げすると、こっちの身体もLVが上がるの」

「ふへ~~」

「変な反応だけど、チャラ男信じる?」

「一緒に感電したのに、何でおまえだけ」

「おまえだぁ!!」

「今川さんだけ、俺のことチャラ男って·····」

「ミアさん呼びを許す!」

「うんうん!ミアさん信じる!俺も一緒にVR体験させてくれ!!」

「体験させてって、寝るときミネルバロード行き願うとか?チャラ男ソフトに一番近かったから、感電したのなら行けると思うよ」

「よし!!大急ぎ帰って寝よう!!!」

「勝手に寝て!私は買い物して帰る」

「買い物付き合うよ」

「いい!!」

「そう言わずに、食料品でしょ買ってあげる、お礼は作り過ぎをお裾分けで良い」

「んん、たまにだぞ」「ありあっす!!」


 ベーコンにハム、5枚切り食パン2つ、バター(エヘ、マーガリンじゃ無いよ)カラシにケチャップ卵一ケースにジャガイモ玉ねぎニンジン、カレールウー3種類·····これ位で勘弁してやるか。

 いくらしたのかな?2千円位かな?

 チャラ男レジに残し、袋詰めしてたから知らない、レジ袋代3円追加だね。

 手にさげたレジ袋は、綿を詰めたように軽かった。

「重いだろう、持つよ」

「ん?軽いけど?持つなら卵割らないように、大事に持ってよ!」

「はいな!ミアさん」


 チャラ男、ものすごいハイテンションになってて、レジ袋振り回しそうになるの、何度も注意しながらアパートに帰って来ました。


「へぇ~引っ越したばっかだから綺麗だな、同じアパートと思えん」

 ジロジロ珍しそうに、ガン見するんじゃねぇ!!

「住み始めて3ヶ月になるよ?一寸待て!!チャラ男の部屋を見せろ!!!」

「·····ウゲ~~汚なぁ~~この部屋で、私の料理食べて、食中毒おこされたらたまらん」

「掃除して、綺麗になるまで料理はお預けだよ!!」

「ミアさん」

「そんな目をしても、掃除なんかしてやらん、彼女にでもして貰え」

「そんなの、居ないよ」

「じゃぁ自分でやれ!!今すぐ始めろ!!!」

「ミネルバロード行きたい!!」

「寝るにはまだ早い!!掃除して綺麗にして寝ろ!!!」


「言い忘れた!VRは、どうやら脳に直接インストールされたみたい、チャラ男の脳にインストールされてなかったら、ミネルバ行き出来ないよ、203のVR装置、強制撤去させられたって」

「大丈夫ミアさんが行けたんだから、俺も行ける!!!」

(何を根拠にそんな自信?)

「じゃぁ向こうで合おうね!そうだ!向こうのミアは12歳位の金髪白人の美少女よ」

「美少女?そう?見付けられるかな?こっちのミアさんも美少女がけど」

「こらぁお世辞言っても、掃除手伝わん!!」


 と、言う事でカレー作ってます。

「別に、チャラ男の為じゃ無いよ」

「私が食べたいだけ」

 粗めに刻んだ玉ねぎ炒め、お水をいれてジャガイモニンジン煮込みます、お肉は豚こまで良いや、ニンジンも柔らかく煮えた、ルーはジャワ、バーモント、ことこと煮込んだの3種類ジャワ2バーモント1ことこと1で味見、ん?お塩少々で焦げ付かないよう更に煮込みます、ガラムマサラとウコンをパラパラ、もう10分かき混ぜながら煮込みましょう。

 ご飯も炊けてる。


「エヘヘ、誰が食べても美味い!!と言うカレーが出来た」

 何時?5時半だ、壁を蹴って「お~~いチャラ男、掃除済んだ?」

「え?ミアさん、殆んど済んだ!!」

「じゃ、ご褒美にカレーを喰わせてやる」

「わっ!!ありあっす!!!」

 一番の大皿に大盛りカレー、持って行ってやった。


「ん?私何やってるの?·····まっ良いか、私もハッピーチャラ男もハッピーで16ピー」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る