絵師様に有償依頼をしたのだ!③


前回、前々回の続き。

詳しくは、近況ノート見てください。

「君がいるから呼吸ができる イラスト!(冬希×雪姫)」

https://kakuyomu.jp/users/okazakireo/news/16817330654904806909

呂兎来ながとらさん、何度も言いますが

最高に素晴らしい、イラストです!


呂兎来さん、大好きや!(落ち着け





今回で、このシリーズは最終回。

【有償依頼に挑戦して、実際どうだったのか?】

リアルなやりとりのお話を、少しだけしていきたいと思います。


Q:料金の相場は?

インターネットで情報を収集すると、相場は3~5万円とありますが、概ねこの感覚で間違いはないのではと思います。

描く登場人物が一人か、それ以上か。

背景はありか。

そこも含めて、料金は変動すると思うので。


今回、ご相談した絵師様達は、お知り合い価格を提示してくれたので、

この限りではありません。


絵師様によって違うので。

まずは相談が必要かなって思います。



Q:どんな打ち合わせをするの?

僕はTwitterのダイレクトメッセージをやりとりをしました。

相談した絵師様のウチ、お二人は僕の作品を読まれたことがあったのですが、あえてイメージを聞かれました。


設定はもちろん(身長等)

着ている服。

それから、イメージに近い芸能人。

プラス。

当初は、背景も依頼する予定だったので、彼らが住んでいる街をイメージした写真を提示しました。でも、後から自分が用意した写真を使用しても良いという、許可をいただいた次第。


ハートの背景あり。

透過、そして白背景を呂兎来さんには、ご用意いただきました。


Q:修正依頼はできるの?

限度はあると思うのですが、ラフの段階で打ち合わせをして。

その後も、可能な修正をしてもらってます。


例えば、主人公とヒロインが見つめ合っている構図ですが。ヒロインだけではなく、主人公も照れているような表現をお願いしたい――そんな要望にも、絵師様は快く応じられていました。


大切なのは、ラフの段階で、書き手(文字書き)が、イメージを伝えられるのかどうか。

一緒に作品を作り上げる。

その気持ちが大事なんじゃないかと思いました。


Q:支払い方法は?

今回の絵師様には、アマゾンギフトを提案していただきました。

イラストサイト経由でのお支払い等、色々な支払い方法があると思うので、まずは絵師様としっかりご相談をされるのが良いと思います。




【まとめ】

直近でAIイラストを活用して、自作のイメージを伝える、そんな作家さんが多くなったと感じています。

それはそれで、新しい時代の到来で。

文字書きだって、AIが跋扈して。小説の設定、本文をAIが作成する時代も、もう間もなくだと思います。もしかしたら、AIが書いた物語がアニメ化する日がくるのかもしれない。


でも、一つ確認をしておきたいことがあって。

AIは、オリジナルを作成するワケじゃなくて。

ある素材。つまりデータソースを、組み合わせて、指示した作品を作る。


ここには、リスクもある。

使用を許諾していない絵師様のデータソースを無断使用する可能性もあって。

ラフとしてのイメージであっても、無断使用となれば黒寄りのグレーな気がします。


少なくとも、文学フリマ等で

料金が発生する場所での活用はそぐわない。


だからあくまで、クローズな場所で使用すべきだって思うんですね。





あなたが書き手で。

オリジナルを。

読者に感動を。


感じるだけじゃだめ。心動いちゃう、そんな作品を作り上げたいと思うのなら。


同じように、評価を求めるのも一緒で。

それはよりよい作品を生み出す原動力です。


その評価が、どこかのコピーと言われたくないと

そう思うのと、一緒で。



描かれたイラストは

インスタントじゃできない。


一緒だって思うんです。

お互いに、時間をかけて作り上げた作品ですから。

絶対、インスタントなはずがない。


お互いの苦労や熱意を重んじたら。

もっと良い方向に、化学反応が起きる気がします。





つまり、有償依頼をするということは

自分の作品にも妥協をしない、そんな決意とイコールだって思うんですね。


繰り返しますが、AIイラストを否定しているわけじゃないのです。

自分のイメージを視認するのには、良いツールだと思います。




ただ、自分の作品を唯一無二の「絵」で描いて欲しいと、そう思うのなら。


よりオリジナリティーを追求したいじゃないですか。

どこかで、見たことのある、そんな小綺麗なイラストじゃなくて。

構図まで考え抜いた、デザイン。

物語やキャラクター、その想いまで

自分の物語を詰め込みたいって思うのです。


絵師の皆様の時間を奪うわりに、見合った莫大な報酬かというと、

そんなことはまるで無いって思うし。







結局は、自分の情熱を形にするのは

「誰か」じゃなくて

「自分達」ってことなんですよね。


それ以上もそれ以下もなく。

インスタントに作り上げるなんて、あり得ない。

インスタントだ、なんて言わせたくない。


単純に、ただそれだけのことなんだって思うんです。

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