一期一会

一期一会って言葉があります。

コトバンクってサイトで検索をすると、

こんな言葉が出てくる。



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茶道の精神性を説いた用語の一つ。

今日の一会は生涯に二度とない会だと思い、

主客ともに親切実意をもって交わることが

肝要であるという心得を教えたもの。



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ネットの世界というのは、

本当に一期一会だと思っていて。

過去にも、この作家さんの物語が好きだったり、

コラボをした作家さんもいたのですが、


その方のホームページは、すでに閉鎖していたり

オンライン小説投稿サイトは退会

もしくは、そのサイトそのものが閉鎖になることだって。


ネットの世界はそんなモノです。


でも、このフォロワーさんは進学で大変だったんだね、とか。

この人は本当に仕事が忙しそうだ、とか。

リアルで大変だよな、とか。色々思ってしまいます。


だからまぁ・僕はネットの界隈、その片隅で

今日も待ってますよ、と言うことぐらいしかできないんですけど。


例えば、ですよ。

本棚に収めていた。

普段は読んでいなかったけれど。

無性に。突然、読みたくなるような

そんな本に。そんな作品でありたいなぁ、とは思うわけです。


もちろん、デビューしたり

PVやレビューを獲得することも大事なんですが、

コメントをいただいて、

そのコメントから、やっぱり少なからず物語に対しての影響を受けている。


それは物書きとしてどうかと思うご意見、あると思うのですが

やっぱり、演劇をしていたせいなんでしょうか。

お客さんの反応で、少し演技を変えたり、アドリブをいれてみたり。


もしくは仲間との稽古のなか、ストーリーをエチュードで変更したり。

エチュードとは即興劇を意味します。僕の場合はすでにあるシナリオから、エチュードを用いて脚本を変更するとか、そういことをしてました。


小説家。

つまり物書きとしてはどうなのか、と思うのですが。

たった一つの世界というよりは、

その世界のなかから、多くの読み手さんとセッションしている感覚なんですね。


別にコメントのお願いをしているワケではないのですが。

作品の相性とか、物語の相性も。

そもそも、コメントが苦手って方もいると思うから。


自分自身、決してクオリティーは高くない。というか、自分自身が好きなものを書いているので、トップを走る人たちの。今の時代の最先端をキャッチしている作品には、本当にかなわないと思いますけどね。


だからこそ。

コメントを残してくれる読み手さんの存在は大きいし、残していただいたコメントは、本当にいつも宝物です。


コメントがなくても、読んでくれたという足跡は何より嬉しい。


一期一会。

その一瞬、読者として。読み手の方が、わざわざクリックして、タップしてくれた。

その時間を満足してもらえるだろうか。

そんな作品を書けているだろうか。


そんなことを思うんだけどね。


でも結局は自分が楽しいと思う作品を書いて

フォロワーさんが、まだ見ぬ誰かが

楽しいと思ってくれたら

これほど、嬉しいことはないです。


はじめまして。

ひさしぶり。

おかえりなさい。

いらっしゃいませ。


全部、ひっくるめて。

say,Hello.


これこそ、一期一会なんでしょうね。


書くは与えるだけじゃない。

読まれることで、むしろコチラが頂いているんだ。


そう思い返せば。現在進行形で、

全部、宝物だって思います。







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