小さな田舎を舞台に描かれる、『秘密』と『青春』に期待です!

 主人公がかつて住んでいた田舎に帰ってきたところから物語は始まります。
 そこで彼が出会う4人の同級生の男女。彼らには秘密がありそうで…。

 頻繁に一人称視点が変わり、様々な目線で語られる物語は群像劇のような印象も受けます。そのため、互いが互いをどう思っているのかという「青春」の醍醐味をよく味わえます。

 全体として読みやすく、ともすれば混乱しそうな視点変更も、ルビや一人称などうまく工夫されていて、作者様ならではの描き方であるように感じられました。

 一章終わり(8話終了時点)にこのレビューを書いているわけですが、果たして洸太と茜がこの先どうなるのか。茜や蒼たちが抱える秘密とは。浩太が鳥居で見た光と茜の関係も見逃せません。

 小さな田舎の、どこか不思議でのどかな物語。思わず次へ、と期待せざるを得ません!

その他のおすすめレビュー

misakaさんの他のおすすめレビュー846