α波
800メートル歩いたら、今度は山へと続く田舎道に入る。ここまで来ると、周囲には畑や草原が広がり、自然の穏やかな空気を感じることが出来る。車も殆ど通らない。
ああ、綺麗だなー、私も自然の一部なんだな、と風景に没入する。α波の世界に入ったのである。こうなると思考は消え去る。ただただ、自然と一体になった感覚を味わうのである。この感覚を言葉で表現するのは難しい。
最後に数百メートルの登り道がある。脚が悲鳴をあげるが、頑張って上りきるとちょっとした広場に出る。目的地に到着である。
眼下に市街を見渡しながら、ここでしばらくボーッとする。心地よい疲労感と達成感を味わって、帰路に付く。
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