宇宙と日常、ロマンとロマンス

小説は絶対評価ということで、星の数は適当です。

とりあえずタイトルの『ウルティマ・トゥーレ』について知らなければ検索をかけずに、まずこの小説を読んでみることをお勧めします。

何しろ、先ほど「そういえばロマンとロマンスってどう違うんだろう」と愚かな検索をしたせいでレビューで何を書こうか失念してしまったアホがいますから。物語が連れてくる感動は検索不能です。

以下、小説本編について。

宇宙に想いを馳せ続ける人の、人生の物語。一人称で各時代の事件や宇宙的な発見、出来事とともに、やたらと天文学的に物事を捉えたがるユニークな思い出話が続いていきます。

第三宇宙速度を超えた先のロマンと、地に足のついたロマンス。宇宙と日常、二つの車輪が辿り着く先に、検索を超えた爽快感があります。

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