第9話 ブルースさん、マジパねぇ!


「な、なぁブルース、お前のステータス見せて貰っても良いかな?」



ちょっと気になったのでブルースに聞いてみた。ブルースは二つ返事で返してくれる。



『勿論でござる。主殿に隠し立ては致しませぬぞ?ステータスオープン』





名前 ブルース


種族 ヒューマスライム《固有種・独自進化》 メス


年齢 342歳


レベル 244



職業 従魔



称号 《知恵の泉を授かりし者》《抹殺者》《森の掃除屋》《忠スラブル公》




能力


物理攻撃力 2455


物理防御力 7000


魔法攻撃力 6800


魔法防御力 1995


敏捷 2011


運 5000



所持品 川の清水



魔法 水属性魔法 光魔法 空間魔法



スキル 人化 硬化 伸縮自在 液化 気配察知 分裂



主 ソラト・ユウキ(パンツレスラー)




・・・


なんや、このチートぉー!!


ツッコミ所しか見当たらんのだが……。


ブルース強すぎだろ、いいのかこれで?


称号がまた厨二心を煽ってくる…


てか普通に能力が数値で書いてあるのが羨ましい……。



俺なんかパンツレスラーだぞ?


全体的に能力高いし、多分頭良いのも称号のおかげだろう。それに300年以上生きてるからリアル知識も半端ないんだろな…。


文句無しに強いぞ、ブルース!いや、ブルースさん!




『な、何故か恥ずかしいでござるな…。その、そんなに見つめないで欲しいでござる……!』



「・・・」



俺はブルースさんを無言で頭を撫でる。ひんやりしてて気持ち良い。



『あ、主殿…?』



ブルースは恥ずかしいのか上目遣いでこちらを見てくる。可愛いなこいつ。何か言葉を掛けてやらないとな。



「ふ、ふん…中々やるじゃないか!これからも精進しろよ?」



『ッ……!御意に!』



うんうん、忠誠心高めで主のパンツレスラー(笑)さんもニッコリだよ。自分の事だけど……。泣きてえ




『ムッ……!主殿、森の方から何かやってくるでござる!拙者の後ろに隠れるでござる!!』



和んでいたら何かがやってきたらしい。もう辺りは真っ暗だ。ブルースが見つめる先を目を細め眺める。月明かりが強いからか段々とはっきりしてきた。



「ハッハッハッ…アウー、ワンワン!」



わんわんおが二足歩行で掛けて来た。


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