第34話 真の姿と終幕

 仰向けに倒れ死んだ五十嵐京也の姿は、ゆっくりと人間の形へと戻っていく。

「やっぱり、君は人間じゃないか」

 南雲一樹は、拳銃を片手に食堂を出ていく。

 

 扉の横には執事が立っていた。

「銃を元の場所に戻しておいてくれ。それと死体の片付けも任せた」

「かしこまりました。着替えの方は一樹様のお部屋にご用意しておきました」

「ありがとう」

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