第2話『天国はそこにある』への応援コメント
坑道探検の楽しみが伝わってきて、こちらまでワクワクしてしまいました。たどり着いた不可思議な地下王国の描写も情景が想像できるようです。物語の顛末も気になりますが、男の抱いている虚無感は現代社会の闇を感じて非常に興味深く読ませてもらいました。あの虫のところ、ヒヤッとしました(^◇^;)
作者からの返信
ハンナ・アーレントが語ったような、社会から孤絶された青年を描くことに注力しました!彼の目に映る灰色の地上と、仄かに明るく優しい色の地底とのコントラストがはっきり出ればいいなと思いました!楽しんでいただけたならば光栄です!
第1話『ドリーム・パレス』への応援コメント
遅くなりましたが、二話目も読ませていただきました。
館の描写は思わず笑みを浮かべて読んでいました。
好きなんです、館。
主人公の境遇や心情も鮮やかに描かれており、別の方も仰っていなすが、その先の何とも言えない無常感が物語に重みを与えているのだと思いました。
また、主人公の語り口に知性が感じられ、館を抜けた後に弟を思いながら研鑽を重ねたのかも知れませんね。
それと、誤字と思われるところを見つけたので、一応ご報告を。
マルクスが逃げた所の表現で「強硬に陥った友人を」のくだりですが、恐慌ではないでしょうか?
指摘するのも失礼かと思いましたが、完成度の高い作品なのでどうしても気になってしまったもので。
作者からの返信
素晴らしい感想だけではなく、誤字の報告までいただきありがとうございます!自分では気づけないところに気づいてもらえるのはWeb小説の魅力ですね。
書いているときのイメージとして主人公は館からの脱出後、偏屈じじいと呼ばれながらも弟のような犠牲者を出さないために、番人めいたことをしていたのではないかなと思っていました。
第1話『ドリーム・パレス』への応援コメント
不気味な屋敷の描写にワクワクしました!父親との確執と、それを克服しても灰色の人生を送り続けた主人公のなんとも言えない無常感がリアルで良かったです。
作者からの返信
ステキなコメントをありがとうございます📝この作品はエディプス・コンプレックスを元に書きました。子供が最初に触れる大人である親は、内心では子供を恐れ、その可能性を摘んで自分の支配下に置くことで安心しようとする。そして、親という壁、もしくは恐怖を克服した子供は親に近づいていく。それこそが子供の心にある真の恐怖だと思いました。人によっては親は尊敬できる最初の人間かもしれない。だけど、それ以上に自分を屈させようとする存在であり、そこへ近づいていくのは、ひどい痛みが伴うような気がします。深いところまでしっかりと読み込んでいただき、本当に光栄です。
第2話『天国はそこにある』への応援コメント
最初はドワーフの王国なのかなと思いましたが、もっと寓話的なイメージでしょうか。
幸せのため本当に必要なものは何か、という思考に沈んでしまいそうな物語です^ ^
各話読み切りのようですので、企画を一巡りしましたら引き続き読ませていただきます!
作者からの返信
そうですね、一応、登場人物の名前は「巫女の予言」で語られるドワーフの名前からとっています。しかし、この作品の中で語られる小人たちは単純な種族ではなく、私たちが希薄になった現代社会の中で抱く「古き良き時代」を想起させるように意識しています。
他の作品も色々なテーマを込めていますので、読んでいただけたらきっと楽しんでいただけるかと思います!
第1話『ドリーム・パレス』への応援コメント
聖書に出てくる様々な描写や言い回しが出てくるところは、海外文学の印象に近いと思いました。物語の筋と、引用された聖句や散りばめられたモチーフの関連性がわかりにくいかな、とは思いましたが^ ^
ヨハネは一番長く生きた使徒ですが、名前の由来にそんな意味もあったりするのでしょうか。考えすぎかな?
作者からの返信
そうですね。実は机の材質や宝石、色使いなども一応、聖書学において意味があるものを採用しています。そして、名前は福音記者からとっています。ここでは、西欧社会から切り捨てられた多神教の神の再来をイメージして、聖句等を引用しました。あえて、一番長く生きたはずのヨハネを最初に犠牲にしたのは、“主に愛された弟子”を皮肉った形になります。
第7話『空っぽ人間』への応援コメント
上手く言えなくて申し訳ないです。
とても面白かったです!!!!
最高でした(*´ω`*)
作者からの返信
いえいえ!面白かっただけでも十分嬉しいです!ありがとうございます!!