百文字小説
じぃが悩みの種を吹き飛ばした後で、フォローしているユーザーの方から連絡があった。
気分転換に(?)、チャレンジされてみてはいかがでしょう? 文字を削るのが苦手な私にはとっても難しかったですー。
自主企画「百文字で小説を書きませんか」の誘いだった。
誘いをいただく前から企画の内容は知っていた。面白そうな企画だと思い、ほかのユーザーの作品も複数読んでいた。
読むのは楽しいが、実際に書くとなると骨が折れるだろう。それが読み手としての感想だった。そのため、誘いがなければ「冬の体育」を書き上げることができなかったと言っても過言ではない。
書いてみた結果、中級向けの難易度ではなかろうかと感じた。
小説らしさを重視して書けば文字数が圧倒的に足りない。必要な言葉だけ残せば詩のような形になってしまう。予想以上に難しかった。
書いては消し。書いては消し。
二日掛かって書き上げた。
最初の構想は「おばあさんが夫の三回忌の法要を終えて結婚指輪を手に取り、裏に刻んだイニシャルのT(本来はC)を見て微笑む」というものだった。
間違えて刻んだ結婚指輪がおばあさんにとってお守りになる。その結びが百文字以内に収まったものの、構想がありきたりではないかと思って取りやめた。
そのときパッと浮かんだアイデアが、マラソンの情景だった。
一瞬のスピード感が百文字の短さに合うのではないか。わくわくしながら推敲を始めた。
その結果、たくさんの方に読まれる作品となり、冥利に尽きる体験となった。
ネット小説の良さを呼び込んでくれた、じぃに頭が上がらない。
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