星流夜

慣れていなんですが、レビューさせていただきます。

外的要因と心情のリンクを、見事に書かれていてすごいと思いました。最初は心情の変化から世界が変わって見え、次は逆に素敵な景色を見て、ちょっとずつ落ち込んだ気持ちを回復していくといったような。

そしてラストは…良いですね。素敵ですね。自分もこんな小説が書きたい、と思いました。

クリスマスの日に約束を破られて、苛立っている主人公の気持ちが、電車に乗っていることで変化していく様子を、丁寧に描いています。
彼女が車窓から眺めている情景が、瞼の裏に飛来するようでした。
登場人物もチャーミングで、笑顔のまま読み終わりました。