破.尻に火がつく

「核心?」


「今まで貴方が言及を避け、私が寛大かんだいにも聞かずにいたことです」


「……」


 刺すような口調がルパンを身構えさせた。


「先輩、どうしてサイレンが鳴った時に避難しなかったんですか?」


「それはお前も同じだろ」


「……あっ」


 一本取られたと言わんばかりの声の後、シリは数十秒黙り、トーンを変えた。


「しりとりしましょうか」


 ルパンはまだ警戒していたが、話をそらせるなら何でもよかった。


「……しりとり」


「りんご!」


 シリは元気いっぱいに答える。


「ゴリラ」


「らっぱ!」


「パラノイア」


「iPad!」


 ルパンは舌打ちした。


「ドライヤー」


「屋台!」


「イタリア」


「アディダスのバッシュ!」


 ルパンは舌打ちした。


「ユーロ」


「六千二百六十円!」


 チッ。

 あははは。

 陰湿な笑い声がルパンにまとわりつく。


「負けちゃいました」


「黙れブス」


 彼は心底不愉快そうにシリを罵った。


「あ、金額合ってます? 噂だとまちまちだったんで」


「知るわけねえし。俺が盗ったって証拠はどこにあんだよ」


「そうですねえ。みんなが言ってるってだけですし。『無くなる直前にいつも近くにいた』とか、『中学の頃から有名だった』とか」


「そうだ全部噂だ。俺は大迷惑でクソムカついてる! やってもねえことで!」


「じゃあ私も噂しまーす」


 勢いづく少年を気にも留めず、少女は楽しげに話し始めた。


「先輩は避難しなかったのではありません。最初から校舎の外――中庭のベンチかな――にいたんです。だからサイレンが鳴る前から最初の火元を確認することができた。そして先輩は急いで校舎に戻り、色んなところを巡った。だから逐次ちくじ火事の経過を把握することができた。んー、でも、何でそんなことを?」


「違う、俺はやってねえ」


 ちゃんと理屈で反論したいのに、こういう時の彼の脳は熱でもあるみたいに鈍くなり、唇はわなわな震える。


「なら、そのパンパンのズボンのポケットの中身に聞いてみましょうか。きみは何で、誰の物なのかな? どうしてそこにいるの~?」


「やってねえって!」


「よっ大泥棒!」


「ぶっ殺すぞ!!」


 結果こうやって怒鳴りつけ、騒ぎ、周りの口を塞ぐしかなかった。コミュニケーションは苦手な性分だ。


「ね。私、先輩のことが知りたいんです」


 だが、シリには通じない。息を弾ませる異様な様子に、ルパンは恐れながらも必死に話をそらそうとする。


「だったらお前は何だよ、何故ここにいる!?」


「私? ただの飛んで火に入る壁の尻ですよ」


「質問に答えろ! お前なんでそんな穴にハマって……いや、つーか」


 焦りに焦って口から出るに任せた結果だったが、とうとう彼も気づいた。


「その穴何!?」


 火事とシリに気を取られていたが、普通トイレにこんな大穴が開いているはずないのだ。まして壁尻が形成されるはずも。

 これに対しシリはちょっとの間右足をプラプラさせてから、シャキッとした。


「では、そろそろ本質をつきますか」


「本質?」


「先輩の素朴な思い込みのことです」


「……」


 いやな予感がした。


「なぜこんな意味わからん穴がだと思ってしまったんでしょうね」


「まさか!」


「そうこの穴の先は……」


 青ざめるルパンを知ってか知らずか、彼女はふふと嘲笑い、言い放つ。


「食道です」


「はあ」


 まーた始まったよ、とルパンは溜め息を吐いた。


「真実の口ってご存知ですか?」


「マーライオンの口に手を入れると噛み千切られるやつ」


「まあそこに『心に偽りがある場合』と加えましょう。この穴はそれです」


「あー……? お前は嘘つきってことか?」


「先輩の心には偽りが無いんですか?」


「……」


「だからそもそも私や先輩にこの穴を通ることはできませんし、」


 通ったところで……と、おごそかに告げる声音こわねは、どこか恐怖をにじませ妙な真実味がある。この女の言葉に耳を貸してはいけない、ルパンの本能がそう告げている。告げているが、脱出するためには説得しなければならない。

 喉がいがらっぽい。吐いたからか、熱さや煙の有害な成分のせいか。

 彼はポッケの中で拳をギュッと握った。


「まどろっこしいのは止せ。なんかもういいよ、お前、あれだろ。あの、自殺願望でもあるんだろ? でも焼死は絶対辛いから、もうやめてくれ、俺を巻き込むな」


「そう言われても、この穴は」


「だから冗談はいいって。あの、えーと、あ……悩みがあるなら、聞くけど」


「悩み? うーん……」


 シリは真剣に考え込んでから答えた。


「私、オナラが人より臭いんですよね」


「病院行け」


「行かなかったわけないでしょう?」


 ああ普通に失礼だった、ルパンは反省したが、フォローを考えるうちにまたもシリが主導権を取りに来た。


「先輩も教えてください、私が言ったんだから」


「無い」


「あるでしょ大泥棒ですもの」


「じゃあ風評被害。クラスの奴らも部活の奴らもお前みたいにバカにしてくる」


「まあそれは」


「やってねえっつってんのに、どいつこいつも……信じない」


「大変ですね~」


 また流されてる、ルパンはかろうじて目的を思い出す。


「いや俺のことはいい。考え直せ、本当に助かりたくないのか?」


?」


 言葉尻ことばじりが急に上がった。


「そんなわけないです。私だってこんなんなるなんて思いもしませんでした」


「なら協力しろよ!」


 どうやら地雷を踏んだらしい。空気はけて耐え難いほどだが、シリとの間に凍てついた壁ができたのをルパンは感じた。


「先輩、熱いですか」


「ああ! じきに仕切りに火が移るぞ!」


「ではそろそろシリアスになりましょうか」


「シリアス?」


「尻の穴のことです」


支離滅裂シリメツレツだ。わかるように喋れ」


 シリは右足をふわりと上げ、爪先で便器のタンクを示した。


「開けてみてください」


 従うと、透明なゴミ袋に入った何かが出てきた。

 わかりやすいのは電子回路基盤にデジタルの腕時計が付いたもので、あとはゴチャゴチャ配線や紙箱が入り乱れている。


「爆弾です。タイマーが0になると爆発します」


 ルパンは時計盤を見て目をいた。


「一時間切ってる!」


「ええ。ですからもっと早く爆発させないと」


「は!?」


「焼けるのは嫌でしょう。早く終わりにしたいんです」


 呆気にとられるルパンに彼女はさらに問いかけた。


「先輩、本当に外に出たいんですか?」


「出てえに決まってんだろ!」


「貴方みたいなクズはこの場だけやり抜けられても、どうせ似たような末路ですよ」


「だから俺はやってねえんだよ!」


「先輩はクソです。このトイレがお似合いなんです」


「違う!!」


 ルパンは叫ぶのが精いっぱいで、シリがまくし立てるのを止められない。


「いいえ先輩はクソです。一度ひり出されたらもう戻れないどこにも行けない排泄物。女のあそことクソ穴の区別がつかない童貞産婦人科医と、低所得低学歴で特に貴方を愛してはいないご両親が、人と誤解して義務的に名前を付けたクソデカい宿便、それが貴方。今貴方が直面しているこの穴は真実の口で、虚偽のあななのです。肛門はうんちを出し入れする穴じゃありません。一方通行です。この壁を越えたいんだったらの人間じゃないといけません」


「やめろ! お前がクソなだけだ俺は関係ない!」


 息を呑む音がして、次の瞬間シリが噴き上がった。


「そうですよ!! 私だってクソです! 望んだわけでもないのにこんなところに放り込まれて、散々苦しめられても声も上げられない! 必死にもがいたら前にも後ろにも進めない、本当にどうしてこんなことになったんだろうね!!」


「俺が知るかクソ女!!」


 初めて見るシリの激情はルパンを更に怒らせた。がなり立てるせいで喉の違和感は痛みに代わり、喋るたび舌がひりつく。


「大声出しても何も変わりませんよ。私は絶対にどきません」


「キチってんな、お前」


 と、吐き捨てるルパン。

 ははは、シリのせせら笑い。


「先輩だって同じでしょう?」


「俺はまともだ」


「本気ですか? 火事場泥棒なんて、まともな人間の考えることじゃありませんよ」


「だからやってねえって何度言わせるんだ!」


 シリは嘆息して、それは学校に呼ばれた後の母親をルパンに思い出させた。


「それしか言えないんですか、自分のことなのに。何故やってないのか、何故前歴と偏見だけで責められるのが不当なのか、何故自分の心が傷ついたことは正当なのか、どうしてちゃんと喋れないんですか?」


「うるせえぞブス」


「教えてあげます。それは『本当はやったから』じゃありません。『何故そんなことをしたのか』が掘り起こされてしまうから。無能と怠惰たいだの為に言葉で表現できなかったを否定されるのに耐えられないから。そのくせわかってもらいたいから。そして何故こんな状況でまで盗もうとしたのか、教えてあげます」


「黙れ、俺はやってないしまともだ」


 ルパンはどうにか反論するが、喉が燃えるように痛い。


「それは貴方がこうなりたいと望んだから。貴方は本当は、」


「殺されてえのか!!」


「やってみてください」


 この期に及んで、目の前の壁尻はそう言い切った。


「身動きが取れない、圧倒的不利な、逃げることは愚か視界さえ封じられている相手です。好きなようにすればいいじゃないですか」


「てめっ」


「本物の人間なら一つぐらい本当のことを言って本当のことをして、ルパン」


「ルパンって呼ぶんじゃねえよ!!」


 彼は爆弾をタンクに戻し、個室を仕切る木製の壁を蹴り飛ばした。すでに焦げて脆くなっていた壁は案外簡単に折れて崩れる。

 先端に火のついた長い木片を握り、ルパンはシリを睨みつけた。


「物に当たるだけですか? いつもの勇気はどうしたんです、盗むときの」


 今度は「やってねえ」とは答えない。代わりに木片を振り下ろし、シリの足元に打ちつけた。火はわずかに彼女の足を舐める。

 喉が痛い理由はゲロや煙のせいではなかった。言葉が燃えて口を焼いたのだ。あまりにも雑な言い訳は空疎くうそでスカスカで、火の粉が飛べばすぐに発火し、今しがた燃え尽きた。


「やる気ですね!」


「死ね!」


 再び木片を振り回し、風圧でスカートが舞い上がる。


「熱っ」


「うるせえっ! うるせえっ! うるせえっ!」


 木片は何度も何度もでたらめに振り回され、シリの衣服や肌を少しずつ焦がしていく。


「ちょっ、もっとなんか一発でやってくださいよサイコパスですか」


「違う俺はまともだ、そこをどけ!」


 ルパンは叫んだ。


「俺はまともだ! 誰から避けられても、親や先生から異常だって言われても、俺は必要だからやってるんだ。買ってくれないから、不公平だから。今日だって四階が燃え上がってさあ!」


 叫びながら、段々と木片の軌道が一か所に収束していく。


「人の話が聞けない人ですね~」


「サイレンが鳴ったら足が走り出してよお! わけわかんなくなっちゃって!」


「熱っ、困ったな、焼死はヤダって言ったのに」


「でも避難訓練と違って、みんな私物抱えて逃げてくんだよな! わけわかんなくなっちゃって、必死に探して、欲しいもの、必要なもの、必死に!」


「あーお尻に火がつきそう!」


「必死に、誰かの弁当のチキンカツをポッケに詰め込んで……」


 バリッ。

 便器を打ち続けた当然の結果として、木片は折れた。

 残った木片をぼんやり眺めてから、ルパンはほっと息を吐く。


「まあいいか。この先生きてても、いいこと無いし……」


 そのまま彼はその場に座り込んで、戸口にもたれかかった。


きしが見えましたね」


 シリがぽつりとひとちた。

 そして、ずっと砕けた調子になって少年に告げる。


「この穴、実はどこにも繋がってないんですよ」


「……」


「真っ暗で、なんかコンクリートや鉄骨がこう、もったりとして隙間がありません」


「ああそう」


「信じるんですか?」


「なんとなくわかってたよ」


 会話が途切れる。

 個室は半壊したので、火が二人に達するまではまだ少し時間があった。


「お前、俺に興味があるとか言ってたの、あれ何?」


「ああ……。悪いことするコツが聞きたくて」


 どうでもよさそうにシリは言った。


「コツ?」


「どうやって自分のしたことに耐えてるのかなって」


 彼が考えたこともないことだった。


「……狙った相手の顔を見ないことだ。今のお前みたいな状態だな。バカにしてくる奴らの表情だけ思い浮かべて、ずっとそうしてきた」


「へ~」


 答えながらルパンはすらすら喋る自分に驚いていた。

 顔も知らない相手だからだろうか。これほど揶揄われ罵られた後でもルパンはシリに不思議な共感を抱いていた。


「お前には無理だよ。俺ぐらいじゃなきゃ」


 そう自嘲する彼に、彼女は真面目腐って答える。


「そんなことないです。本当に友達いなくて、バカにされまくってて」


「なに、いじめられてんの?」


「そんなとこです。人前だと緊張して……屁が……」


「まあお前のは殺人級だし」


「誰も殺してないのに……」


 彼女の震える声を聞いて、ルパンはかなり失礼だったと気付いた。


「な、何とかなんだろ。まだ一年だし、あ、でももう死ぬのか」


「……そうですね」


 声音はいっそう暗く沈んでいった。


「本当に何ともならなかったのか」


「いいえ。みんなひどくて、朝ベッドから起きれなくなって。パパとママに話したら、どうすればいいのか教えてくれて、手伝ってくれました」


「なんだよ、良かったじゃん。家族仲悪いのかと思ってたわ」


「二人とも私の為に仲直りしてくれたんです。私を愛してるからって……」


「良かったじゃん」


「うん……」


 歯切れの悪い返事だった。


「そろそろいいですか」


「ああ、うん」


 再び爆弾を持ち上げ、再びその複雑な構造を見ると彼は尻込みした。


「俺、機械弱いんだけど」


「ちょ、しくじると動かなくなっちゃうんで慎重に扱ってくださいね」


「プレッシャーかけるな。ストレスにも弱いから」


威張いばるようなことですか。真面目にやってください」


「はいはい」


 ルパンは胡坐あぐらをかき、足の上に爆弾をそっと置いた。

 しかしいざ直面するとうんざりしてくる。


「壁に貼りついてたら意外に時間切れまでしのげねえかな」


「いいわけないでしょう。無理に決まってるし、私はここから動けないんです。灯明とうみょうで尻をあぶるって言うんですよ、そういうの」


「えっ」


 目を丸くして驚くルパンにシリは説明を加える。


「暖まる為にろうそくの火に尻をあてても意味がない。『やり方が間違ってる』ってことわざです」


「そうじゃなくて。前にも言われたから流行ってんのかなって」


「いや……尻つながりでそろえただけですけど。いつ言われたんですか?」


「去年かな。あの時期は図書室のせどりで小遣い稼いでたんだけどクワタリ…司書に目つけられてよ。机の下に隠れてやり過ごしたんだけど、司書が行ってからその机に座ってた奴らが、『バイトした方が早くない?』、『灯明で尻を焙るって言うんやぞ』って。まあバレてたんだろうな、あいつら抜け目無えから」


 すると、シリはがっかりしたように足をバタバタさせた。


「……なんだ。バカにしてこない人、いるんじゃないですか」


 ルパンはむっとして言い返す。


「あいつらだって一緒だ。近づいてくるときはいつも懐に手を突っ込んで財布を握りしめてやがる。しかも、ちょくちょく絡んできてよ」


「でも話しかけてくれるんでしょう。私にはいなかった」


 そう言われて、ルパンは初めてクラスや部活、出身の違う『あいつら』の顔を思い浮かべ、その表情を思い出そうとして、汗が目に入って取り止めた。

 袖で拭ってから辺りを見回すと、トイレは窯の中の如く赤く輝いて見えた。


「図書室、もう燃えちまったかな」


「行きたいんですか。今なら、」


「司書がいないもんな」


 二人とも声を殺して笑った。

 大口を開けると喉を火傷しそうだった。


「お前は無いの、行きたいとこ。学校は……無いよな、家か?」


「パパとママと……諏訪湖……」


 ルパンは小さく小さく吹き出した。


「思い出補正だってマジで」


「私、塩尻シオジリなんで。物珍しかったんです」


 ルパンも富士見フジミ諏訪市スワシから少し離れた町の出身だから、この高校に来て初めて諏訪湖を間近で見たことを思い出した。


「それに、もうすぐ冬だろ。遊覧船は夏だけなんじゃねえか」


「わからないですよ。それに冬になったらなったで、向こう岸に……」


「どうだか。最近は温暖化が進んでるし……なあ、確かめてみるか」


「え?」


 ルパンは、ぼんやりと天井を眺めながら話した。


「わかんねえけどよ、お前をなんとか引きずり出してその穴に爆弾を突っ込めば、壁を吹き飛ばせねえかな。爆発するときだけ燃えてる方に逃げてさ、ちょっとの間なら死ななくないか?」


 シリは、しばらく戸惑ったように何度か呼気を吐き出した。


「無理ですよ、それマジで半端ないやつですから。タイミングも調整なんてできないし。もういいじゃないですか、余計なことしないでさっさと終わりましょうよ。どこ行ったって同じですよ、私たち」


 まあそうだけど、と忌々いまいましげに呻いて彼は立ち上がった。


「船があるかどうか、船着き場まで行けばわかるだろ」


「だからいいって。もう諦めたんだから、これでいいんですよ!」


「でも、お前、俺が来るまで泣いてたじゃんか」


「……そうだけど」


 その大きな泣き声を聞きつけたから、ルパンは逃走を中止してこのトイレに釘付けなったのだった。


「上手いはお前が考えて指示してくれ。起爆の方法、わかるんだよな?」


「灯明で尻を焙る……」


 シリは暗黒の中でまばゆいものを見たように目を細めた。顔も知らない二人だったが、お互いの中にあったを見つめているという気持ちだけは共有していた。

 

「いいか、触るぞ」


「……はい」


 ルパンはシリの腰に手をあてがった。





 この日出た死者は生徒が男女一名ずつ、合わせて二名。


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