残業する人、しない人。



 私は定時で退社するので、残業する人の気持ちが分からない……とは思いきや、そういう「残業時代」がありました。

 むしろ「残業する自分は仕事できるみたいで、なんだか格好いい」と思っていた黒歴史がありました。


 先に言わせてもらうよ。

 これ、言っちゃうのもどうかと思うんだけどさ。「残業する」って別に格好良くないからね?

 残業するって、仕事を残してる……つまり「仕事が出来ない人」みたいに見えちゃうからね?

 四月から色々と法も変わるし、マジで働き方を変えていかないとヤバイよ?




 明らかに過剰労働な人もいるから、あまり突っ込んでは言わないです。

 ただ、今回は「定時で上がる人と同じくらいの仕事をしているのに残業する人」という、狭い部分を語っていこうと思います。

 そこは要領が良い悪いもあるかもしれないけど、根本的に考え方が違うんだっていう話なのですよ。はい。




 まず、毎日一時間残業する人がいるとしましょう。

 そういう人は、仕事を始める時にまず残業することを「無意識に加味した上で」仕事をする時間を割り振っています。

 え? そんなわけがない? ほんとに?

 定時になる五分前、あなたは何を考えます?

 当ててみせましょう。


「よし、定時になったらちょっと休憩して、ラストスパートだ!」


 どうです?

 ラストスパートはともかく、ちょっと休憩しようくらいは考えていませんか?

 ここで気づく人もいるでしょう。そう、残業は「癖」なんです。「クセ」ね。「へき」ではなく。

 そういう「癖」がついているんです。だからそういう人には「定時で帰る癖」をつけないといけません。


 え? 無理? そんなバカな……出来ないわけがないですよ。


 例えば……学生さんで毎朝六時に起きて、七時に家を出る人がいるとしましょう。

 ところがある日、寝坊して六時半に起きてしまいます。普段一時間かけて支度しているのに、今日は三十分しかない。どうしよう。

 慌てて支度して、電車に乗ってから気づきます。

 あれ? いつもと同じ電車に乗れてる?

 三十分、いつも何をしているんだって思いませんか?




 追われれば出来るものなんです。

 無意識に色々出来ちゃうものなんです。

 わりと皆さん有能ですから、仕事も勉強も出来ちゃうものなんですよ。

 そういうの「癖」にしちゃえば、何事もちょちょいのちょい……の、はずです。たぶん。


 まぁ、遅刻しなかった理由が「異能」の場合もありますよね。

 そこら辺は手に負えないので、皆さんおやすみなさい。

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