第4話 免許
「メイさん?この前言った『林業』についてなんだけど。免許が必要なの。
それで免許を取ろうと思うんだけど、どうかな?」
メイさんは、俺の目を見て
「いいんじゃない?その免許が無きゃ、働けないんでしょ。取れる時に取った方がいいよ。別に悪いことじゃないと思うし!」
賛成してくれた。
「もちろん、交通事故とかには十分気をつけなきゃダメよ?川原木が居なくなるのはアタシ寂しいからね…。」
「だ、大丈夫ですよ。安全運転を心がけているんで。」
少々、頼りないような一言で答えてしまった。ちょっと、メイさんを不安にさせてしまったかもしれない。
「アタシは猫だから、人間が扱う車の免許は、詳しい内容は分からないけど『車=自動車』ってのは分かるよ。使える車種は?とかまで行くと流石に分からないけどね…。」
穏やかな口調でメイさんが話した。表情は分からないが、口調でメイさんの感情が何となくではあるが分かる。
穏やかな口調の時は今みたいに、落ち着いている時。
やや早口の時は焦っている時。めちゃ早口の時は怒っている時(機嫌が悪い時)。
性格が穏やかなタイプらしく、滅多に怒ったりすることはないとか。
ちょっかい出されたりしたときは流石に怒るみたいですけどね…。
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