『現役工業高校生(機械系学科)が工業高校を語ってみた』キルヒホッフの第二法則様

https://kakuyomu.jp/works/1177354054886480216


今回ご紹介するのも、非常に興味深いエッセイです。


現役工業高校生の作者様が、工業高校について語っています。

こちらは工業高校をよく知らない方々に、特にお勧めしたいと思います。


自身が工業高校に行っておらず、周りにもそういう人がいない場合、工業高校という学校は、大変イメージしにくい場所かと思います。

作者様ご自身が、工業高校の事を「数々の場所でネタにされ、偏見を持たれる学校」としていますが、私にも確かにその偏見がありました。


ですが、それは飽くまでも‘偏見’に過ぎない事は、この作品を読めばわかります。


クラスについて。

教師について。

実習について。

授業について。

資格について。

進路について。


読みやすい文章で、丁寧に話が進められていきます。

普通科高校との違いもよくわかり、これから進路を選ぶ中学生の参考にもなるでしょう。


特に未来の技術者を養成するための専門的な教育は、大変興味深いものでした。

また、気になる卒業後の進路…就職や進学の状況についても、詳しく説明されています。


しかし、何より胸をうたれたのは、最終章の『「未来」を支える技術者として』です。

ここで語られるのは、‘技術者の卵’としての作者様の、つまりは工業高校生の誇りです。


粗削りであっても、未来ある技術と技能で、社会に貢献したい。

そう願う若い力はきっと将来、この国ばかりでなく、世界を発展させると信じています。

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