八月十四日
がちがちに圧縮された夏休み 走り回る子眺めてる親
「強風域入った」「抜けた」「入った」と防災メール 迷走してる
折に触れ覗くネットの平穏よ 現実に取り残される我
本当は話しかけたりしたいけど 薄ら見えるは有刺鉄線
油断したせいで傷付き傷付けた もう揺るがない もう懐かない
家人来ぬ仏間にひとり 線香を代理であげて
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