八月十九日

どうしても上手く想いを紡げない それならせめて歌をうたおう


世界には正論ばかり溢れてる 鏡に記す聖読庸行せいどくようこう


サボテンのような言葉を投げ付けて 綺麗な花は咲くのでしょうか


柔らかな君の笑顔の奥底に澱む憂いを消し去りたいよ


いつだって恋には落ちるものでしょう 容姿、国籍、性別問わず


「愛してる」甘く優しく曖昧だ だから本気のキスをしようよ


* * *


(俳句の日、十七音を一首添え)


氷菓子二つ溶けたり我ひとり


* * *


 ※聖人の作った素晴らしい書物を読んでいるのに、行いが平凡であること

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