第4話準備は、できた!

・小話・

やばい! 話しのネタがない・・・・

まぁそんな嘘は、いいとして。

ここで少しみなさんに、読み方について説明します。


まず技名なのですが、たいていの技名は、漢字で書きますが、技名で読んで下さい。


そしてもう1つ能力のことですが、

この話は、能力をスキルと呼んでいますので、能力と書きますがスキルと読んで下さい。


小話は、ここまで。

本編をお楽しみください!

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

響喜の言葉を簡単にOKしてしまったが、冷静に考えてみれば普通じゃない。

だって、行き先も分からない、どれ程危険か分からない。


あの手紙だと、俺が復讐に行くのは、計算に入っているだろうから、何かと対策はとっていると考えてもいいだろう。


「響喜、軽くうんと言ったが、全く場所分からねーし、第一学校は、どうするんだ?」


驚きを丸出しにして言った。


「確かに!そうだな。」


おい、まさかそんなことも考えてなかったのかよ。

俺が響喜の頭の悪さに呆れていると


「学校のことなら、あと1週間ので来る夏休みがあるし、その1週間で準備も、計画だても出来るから。」


とてもいい案だと、響喜も俺も、思いっきり頷いた。


「よし、そうしよう。じゃあ今日は、解散。」

なぜか響喜が、まとめた様に仕切っているが、どうでもいい。

そして今日は、解散した。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


そして夏休み前日の夜


「ねぇお兄ちゃん、明日から夏休み何でしょ?どうするの?」


俺には、妹がいる。

名前は、氷河由紀 能力は、吹雪。

髪は、生まれながらの茶髪で、肩甲骨ぐらいまで伸びている。

いつもは、結ばず伸ばしている。

顔は、童顏で背は俺の胸もとぐらいあり、年の割りに若く見られやすい。


由紀は、ど直球で聞いてきた。

当然由紀は、知らないので口ごってしまった。


「夏休みか・・・・別に・・・」


そう言って部屋から出た。出る寸前で由紀の表情が見えたが、不満を抱えた様に、俺を見ていた。


俺は、明日のため寝ようと部屋に入ると、由紀が計画表を持って突きつけてきた。


「ねぇお兄ちゃん、夏休みなにがあるの!」

「お前には、関係ない。」


俺は、証拠を持って聞いてくる由紀に対し、若干切れぎみで反抗する。


攻防の果て俺は押し負け、本当のことを話した。


「わかった、いうから。

明日から、旅に出る・・・

理由は、言わなくても分かるだろ。」


さっきまでかっとしていた由紀が言葉を聞いて、少しの間硬直して急に俺の胸元に頭を当て、


「お兄ちゃん、それって行かなきゃだめ?だってもしお兄ちゃんが死んじゃったら、私・・・1人になっちゃうから。」


後半から泣きかけて涙声になっていたが、言っていることは、確かだ。


「ごめんな・・・、でも行かなきゃだめ何だ。」


慰めるため胸もとで泣いている由紀の頭に手を当て、ポンポンとするが、

由紀の気持ちを踏みにじった罪悪感は、消えなかった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


次の日、朝7時。気持ちいい睡眠を壊す、目覚まし時計の音に叩き起こされた。


前まで準備していた物を背負い、

仏像のある、和室に入った。

仏像の前で手を合わせ、

(この旅が、上手く行きます様に。)

そう願った。


手を合わせ、願いごとを終えると

立ち、その場所を立ち去ろうとした。

その時不意に視界に1本の刀が入ってきた。


その刀の名前は、月光影丸義綱

柄やさやの色、主に紫や黒で暗いめの感じ。

刀身は、太いがとても長い。

刃幅は、太い刀身を生かし、太い。


この刀は、戦国時代に我が祖先が義綱という人から作ってもらったものらしく、我が家の家宝として扱われていた。


何千、何万年とかかっているのに新品の様に、綺麗で刃こぼれは、一切ない。


俺はその刀を手に取り、鞘から抜き掲げ、

この刀もらいます。

そう思い、また鞘にいれ腰にさした。


そして家から出て、みんなと会った。


「おはよう火炎君。いよいよ今日だね。

あら久しぶりに会ったね。由紀ちゃん。」


んん⁇由紀?

疑問を感じた俺が後ろを向くと、

しっかりと荷物を掲げて、笑顔でいる由紀がいた。


「あぁ雫さん、お久しぶりです。」


俺のことなんか無視して雫と楽しそうに会話を始めた。


「おい、ちょっと待て、何で由紀がいるんだよ!この旅は、遊びじゃない。

早く帰れ。」


「いいじゃん、昨日、頑張って用意したんだから。」


「そうよ、そう怒らないで。」


俺は、かっとなっていたが、雫と由紀の反撃で手が出せなかった。


「まぁいいが・・・もう一度いうけどこれは、ピクニックや、遊びじゃないからな。もしかしたら、死ぬかもしれないぞ。」


「火炎の言っていることは本当だ。」


ずっといたかのようにドヤ顔で響喜が立っているが、集合時間の7時30分から30分も遅れていた。


「おっと久しぶりじゃないか由紀ちゃん。」


馴れ馴れしく由紀の手を握った響喜だが、「きゃー」と言われ、手を振り払われて逃げられた。


「おい火炎。俺面識無かったっけ?」


「いやあると思うけど、お前が嫌なんじゃないか」


響喜がさっきまでドヤ顔だったのに、

「それは、ないぜー」

としぼんでいた。


さっきまであんなに嫌がっていたのに、急に近づいてきて


「すいません!急に手を握られたので反射的に・・・。それとお兄ちゃんも変なこと言わないでよ。勘違いされるじゃん!」


「まぁそんな茶番はおいといて、

みんな準備は、できた! さて行こうぜ。」


これからなにが起こるか分からないが、どんなものだって乗り越えてみせるさ‼

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る