第3話見学するかどうか……

 そこまで愛美の話を聞いた美和子は、

「入部希望とはあえて言わないでおいて、どんな感じか、覗いてみるだけ行ってみようかなあ?」

 そう美和子が言うと、すかさず愛美が、 

「止めときなよ美和子! 絶対ガリ勉オタクたちの、巣窟の溜まり場の部活だよ! きっと……」

 愛美はそう反論するが、美和子は、

「でも、なんか興味あるなあ……期末試験の過去問のストックの豊富さっていうのは、ちょっと脇に置いといてさ……」

「まあ美和子がそこまで言うなら、私は止めはしないけどね……」

 愛美はやや呆れたようにそう言った後で、

「ただ部活やサークルに入るには、大学の生協に加入するのが、それがセオリーみたいだから、明日一緒に行って付き合ってくれないかな?」

 愛美がそう言うと、美和子は快くそれを承諾した。

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