第21話【赤毛の本領】

 私は【爆轟石】を投げつけるべく、距離を取ろうと背後へと飛び退くも——


「う、ぐっぅ?!」


 結構な衝撃を背中越しに感じると何かに退路を阻まれた。

 背後へ振り反れば、丸太杭の防護壁がある。

 コレって、やっぱり、私が……だよね。

 全く情けない。私が【合成魔獣キマイラ】に良いように躍らされていただけだった。

 どうにも八方ふさがりです。追い詰めるつもりが、逆に追い詰められるなんて、世話無いな。

 どうしたものか……。

 目の前では、舌先をちゅるちゅると出しては仕舞う、出しては仕舞うを繰り返す紫蛇の姿と、その奥に山みたいな黒い物体が、鬼にしか見えない形相で、私を睨みつけていた。

 全身からぷすぷすと黒煙を立ち昇らせ、そこはかとなく熱気を放つ【合成魔獣キマイラ】。鋼のような体毛は焼け焦げ、その皮膚はただれて、見るも無惨な姿へと変貌を遂げた。

 思っていた以上のダメージは与えれたみたいですけど、打倒するまでには至らなかったか……。

 私は、四方八方に視線を動かし、退路を探すも……この場より一歩も動くことままならない、正に蛇に睨まれたカエル状態。

 指一本、いや、声を出そうものなら、紫蛇が仕掛けくる。

 どうする? もう、出来ることが、ほぼほぼない。あるとすれば、今、手の中にある【爆轟石】これを投げつければ、隙は生まれるだろうけど、爆破の衝撃で、私もタダでは済まない。


「ハァ……ハァ……ハァ……フゥ」


 私は、自然と呼吸を整えたなら、覚悟を決めた。

 ええい! ままよ!

 私は一歩足を踏み出す——

 ——突如、空気を切り裂く音、そして、巨大な鉄の塊が目の前を通り過ぎて、ゴンッと言う衝撃と共に砂塵を舞い上げる!

 目の前にいた筈の紫蛇の頭が、ドサッと地面へと落ちた。


「え?」


 私は、ただ呆然とそれを眺めていた。

 一瞬の出来事は、私の思考を止める。

 それは、紫蛇の尻尾がものの見事に切断されていた。そこかしらに飛び散る大量の毒々しい紫色した体液。


「ぐぅおおお!!」


 当然の如く【合成魔獣キマイラ】からは、耳を劈く強烈な絶叫が上がった!

 私と【合成魔獣キマイラ】の間に割って入る大男により、視界を遮られた。

 見覚えのある背中、鍛え上げられ隆起する肉体カラダは、さしずめギリシャ彫刻を思い起こさせる。

 地面に突き刺さる巨大な片刃の大剣を、軽々と引き抜けば、大剣を一振りし血糊を振り払う。


「よう! ダリエラ、無事か?」


 そのまま大男は、大剣を肩に担ぎ上げたなら、此方へ振り向く事なく、背中越しに私の安否を確認してきた。


「え、まぁ、何とか大丈夫です……ダリオ」


 そう応えると、先ほどの緊張感が解けたのと、認めたくはないけど、ほんのちょっとの安堵感にヤられてしまえば、私はその場にズルズルと座り込んでしまう。


「なら、良かった。あとは、赤獅子傭兵団オレらに任せて、ダリエラ、お前は、そこで休んでな」


「格好イイこと言っちゃてくれますけど、遅れてきた上、私の獲物を横取りですか?」


 私は、精一杯の虚勢と嫌味を言ってやった。


「クックク! そんだけ吹けりゃ、上等だ! でも、まぁ、今回は勘弁しろよ。それによ、あのバケモンには、少々、俺も腹に据え兼ねててな! そう、誰の女に手を出しやがったか、きっちり落とし前を付けさせねぇとなぁ!」


「へ、えっ? 何言ってるんです! って、ちょっと、ダリオォ!」


 ダリオの勝手な決めつけに、批判の声を上げようとするも、その耳には届かず、既にダリオの背は、私から離れて【合成魔獣キマイラ】へと歩みを進めている。


「あーあ、一人躍起になって突っ走った、挙句、このざまとはね。我が主人ながら、ほんと情けないないなぁ」


 いつの間にやら、私の隣へと現れたオルグは、肩をガックし、こうべを垂らして、イヤイヤと首振りながら、これ以上ないくらい人間臭い態度で、不平を吐露してきた。


「嗚呼、傷付いている主人に、追い打ちをかけるなんて、酷いですね」


「何言ってんだよ。そんなタマじゃないだろうに……」


 オルグは、ジト目もジト目で私を見つめてくる。


「あれ、バレちゃってます。と冗談はさて置いて、オルグ、文句なら、後で幾らでも聞いてあげます。だから、今は黙っててもらえます」


 隣でぐちぐちと小言を言われるのが、面倒だったのと、今は、そんなことに構っていられないから、取り敢えず、場を制してオルグには、口を噤んで貰った。


「はい、はい、わかったよ」


 お好きにどうぞと、投げやりな感じでオルグが了承する。

 そんなオルグから視線を外せば、私は再び、ダリオの背中を目で追った。

 また、その先では、戦意を失った狩人ハンター達と打って代わり、目をギラギラと血走らせて、闘争を今か今かと待ち侘びる鎧姿の男達。ダリオが引き連れていた赤獅子傭兵団の団員達だ。

 団員達は【合成魔獣キマイラ】から一定の距離を保ちつつ、前衛、後衛と分かれ隊列を組んでいた。

 先ず、目に付いたのは、後衛の部隊、皆一様に黒鉄色な長槍を携えていた。で、前衛の部隊は、後衛の部隊と違って槍では無く、皆、銀色の大盾を装備してる。

 これが意味するところは…………。


「くぅ、わぁぁぁ!」


 見た目は満身創痍に見えるのだけど、まだまだ、余力をたっぷりと残しているだろう【合成魔獣キマイラ】が歯を剥き出して、団員達を威嚇する。


「ククッ、バケモン風情が、人間様に歯向かおうなんてよぉ、百年? いや、千年はええわ! テメェら、抜かるなよ! きっちり仕事して見せろ! 突撃だ!」


 隊列に合流したダリオが【合成魔獣キマイラ】に向かって盛大な啖呵を切れば、大剣の切っ先をブンッと【合成魔獣キマイラ】へ向けたまま、その勢いに乗っかり団員達に攻撃命令を下した!


『おおおお!』


 空気を震わせる雄叫びを上げた団員達は、隊列を一糸乱さず前進を始める。


「キシャャャ!」


 その雄叫びに釣られるよう【合成魔獣キマイラ】が吼えたなら、四肢を踏ん張り、全身をブルッと震わすと雷鳴が轟き――

 いかずちが団員達に向かって走る!


「来たぞ! 構えろ!」


 ダリオの声に反応した前衛の団員達が、一歩前に足を踏み出すと、携えた大盾を地面へ突き立てるように構えた!

 そしたら、大盾を構える団員達がブツブツと何かを口籠り出すのと、同時に銀色の大盾が緑光を帯び始める。

合成魔獣キマイラ】の放った数多の雷光が、ドンッ、ドンッと爆発音させて隊列に打ち当たるも、大盾を突き破る事すら出来ず、消失して行く。

 どうやら、推測するに、あの大盾は魔法を防ぐことの出来る魔導具アーティファクトらしい。


「へぇ、アレは【反作用魔法アンチ・マジック】の一種だね……」


 私の隣で優雅に毛繕いするオルグが呟く。


「【反作用魔法アンチ・マジック】ですか」


 と、目の前の光景に私はオルグの言葉を自然と真似ていた。

反作用魔法アンチ・マジック】って、確か魔法の無効化、存在その物を打ち消す魔法だと聞いている。

 この魔法の特徴としては、単一で使用出来る魔法ではなく、魔導具アーティファクトを介してのみ使用可能となる魔法。それも回数制限のある限定魔法。

 それ故なのか、どの様な道具にでも、魔術式を組み込むことの出来る汎用性が高い魔法となっている。

 現状を理解できないのか【合成魔獣キマイラ】が訝しむような顔つきを見せると、再び雷光を放った!

 だがしかし【合成魔獣キマイラ】の放つ雷撃は、軽々と大盾によって防がれる。


「グォォォ、グォォォ!」


 遂には、それを理解したのか【合成魔獣キマイラ】が、巨体を揺らし地団駄踏んで、苛立ち怒りを露わにし何度も吼えた!

 そしてバチバチと雷電を帯びた【|合成魔獣(キマイラ)】の巨躯が沈み込めば、肉食獣思わせる低い姿勢を保ち、グッと体を引き攻撃体勢に入った、次の瞬間、矢を放たれたかのように大気を震わせて、隊列目掛け突進する!

 いつの間にか、前衛で守備をしていた大盾部隊と後衛で待機していた長槍部隊が入れ替わっている事に気がついた。

 すると、前衛の一部の団員達が長槍を肩の上に構え出し、そのまま助走をつけて【合成魔獣キマイラ】へ向かい投擲を行う!

 普通に考えれば、人間の投擲程度では【合成魔獣キマイラ】の体躯を傷付ける事すら、儘ならない筈なのだけど――私の思いなど簡単に覆された。

 黒鉄色の長槍もまた、魔導具アーティファクトだった。緑光に包まれれば、ミサイルと迄は言えないけども、爆発的な推進力を得て、あり得ない速度で飛行する。

合成魔獣キマイラ】の方も、緑光を帯びた長槍に気づいているだろうけど、当然のように無視して突進のスピードを緩めようとはしなかった————!!

 それは一瞬!

 一本の黒鉄色の長槍が、ザクッと血飛沫舞わせて【合成魔獣キマイラ】の肩口を刺し貫いていた!

 堪らず【合成魔獣キマイラ】が苦悶の声を上げた。それを機とするかのように、次々と投擲された長槍が巨躯へと突き刺さる。

 それは、まるで剣山と見紛わんばかりに、おどろおどろしい姿を晒す【合成魔獣キマイラ

 たが、風前の灯火だと言うのに、その赤き瞳は戦意を失ってはいない。

 足を引摺るように、尚も前進しようと足掻く。

 傭兵団の男達も、その姿に圧倒され息を呑む。ただ一人を除いて……。


「ククッ、バケモンのくせに、一丁前に根性みせるじゃねぇか! なら、俺、自ら引導を渡してやらんとな!」


 隊列を割って、嬉々として先頭に躍り出たダリオは、大剣を上段へと構える。


「グォォォ!」


合成魔獣キマイラ】も搾り出すような咆哮を上げて、純黒の獣毛に覆われ膨れ上がる掌の先の鋭い爪を伸ばし、それを振り上げた。

 互いが最大の攻撃を繰り出したなら【合成魔獣キマイラ】の大木の様な太い前足が、気が付くと宙を舞っていた。いとも容易く分断される。いや、容易くと言うよりも、力任せにぶった斬った。そんな感じ。


「そら、もう一丁!」


 口角を吊り上げて悪魔じみた顔を見せるダリオが、返す刀で、もう片方の前足もぶった斬る!

 両前足を切断された【合成魔獣キマイラ】は、自身の自重を支える事も出来ず、バランスを崩し巨体が地面を揺らして前のめりに突っ伏し倒れ込んだ。


「これで、トドメと行こうか!」


 もはや、身動き一つ取れない状態の【合成魔獣キマイラ】に、トドメを刺すべく、ダリオが柄を握り返し、大剣を振り上げた。

 直後、突として、何の前触れもなく【合成魔獣キマイラ】を中心として、赤色に輝く魔法円が展開されると、それが始まる。

合成魔獣キマイラ】が、軽く痙攣起こせば、ブチブチと肉を突き破り飛び出してきた物体!

 よく見ると、今にも燃え上がりそうなくらい赤々と光る真紅の水晶球が、ゆらゆらと空中を漂う。


「おっと、今更、何しようってんだ?」


 振り上げてた大剣を降ろし、背後へと飛び退き間合いを広げて、空中に漂う水晶球に注視するダリオ。

 これは、一体何ごと?

 私の頭に浮かぶはクエスチョンマーク。


「あーあ、どうにも不味い展開だね。しかも、コレって、ちょー最悪だよ。キョウダイ」


 どうにもお手上げと言った感じで、投げやりな態度のオルグ。

 オルグは、アレを目にして何やら感じる所があるらしいですね。


「オルグ、どう言う事ですか? 説明お願いします」


「あ、そうか。人間にはアレが視認できないのか。そうだね。簡単に言えばさ、あの空中に浮かんでる水晶玉が、周りにある魔素をどんどん吸収しているんだよ。それだけなら問題ないんだけどさ、魔素の吸収量が異常過ぎるんだ。ま、言うなれば暴走状態ってやつかな。このままじゃ、多分と言うより、十中八九、暴発確定なんだよね。わかりやすく表現すれば、自爆かな」


 と、事も投げに言ってくるオルグ。


「はっ、自爆ですか! って、オルグ、何故そんなに落ち着いてるんです?」


 それを聞いた私は、天地がひっくり返るくらいの衝撃を受けた!


「何故って、爆発に巻き込まれたくないなら、今すぐ、ココから立ち去ればいいだけのことだし、逆にキョウダイが何故、そんなに慌ててるのか、オイラには、わかんないよ」


 あちゃー、そうだ、そうだ。あまりに人間臭くて忘れがちだったけど、オルグって魔物だったけ。

 そう、オルグは、基本的に主人わたし以外の人間が、どうなろうと興味がない。主人以外の人間は、その他大勢だと言ってたような……。

 はぁ、もう、面倒ですね。


「あの、オルグ、それって私達だけ、助かればいいと聞こえるのですが?」


「え、そうだよ。当然だろ。オイラの本来の役目は、主人キョウダイを守護することだよ。他の人間なんか守っても、しょうがないじゃないか」


 そう、真顔で答えるオルグ。


「確かに、そうですね。オルグの役目は重々承知してます。だけど、私の思い、何となくわかりませんか?」


「わからん! どの道、もう、間に合わんだろうし。だから、早くココから逃げるよ。頼むから、今回だけは、オイラの言う事を聞いてくれ!」


 いつも以上に強い口調で拒否を示せば、更に、まくし立てるように話を続けた。

 私はオルグの言葉を聞いたら、居ても立っても居られず、身体が勝手に動き出す!

 例えそれが、どれだけ無謀な行為だとしても……。


「はぁぁ、もう、知らん。もう、知らん。もう、知らん…………」


 呪いの言葉を吐くように、ブツブツと口籠るオルグ。

 う、そんなに嫌なら、付いてこなくても、なんて口が裂けてもいえない。例え、それを口にしたとして、オルグが私の側を離れる事は、決してないのだから。

 ところで、水晶球の前まで、やって来たものの、全く対抗策が浮かばない。と言うのも、私は、この水晶球が、一体何なのか、皆目検討も付いていない為。まぁ、だからと言って、このまま黙って、手をこまねいても、仕方がないのも事実。


「ダリオ、今すぐに、傭兵団を率いて、この場所より立ち去って下さい」


「おいおい、出し抜けにどうしたよ?」


 私の不意の言葉にキョトンとした顔を見せるダリオ。


「あ、説明不足でしたね。あの、水晶玉、もう直ぐ爆発しますよ。だから、お早目に退散した方がよろしいかと……」


「なに? 爆発だと。マジか?」


 驚愕の表情を浮かべれば、ダリオが問い返してくる。


「ええ、本当です」


 私はダリオをジーっと見つめて、深く頷いてやった。


「ちっ、しゃねぇな。テメェら! 急いで、ココからズラかれ! あの玉、爆発するぞ!」


 私の心情を理解したのか、ダリオは直ぐさま、団員達へ命令を下す。


『え、マジですかい?』


『わかりやした! 団長!』


 そんなダリオの言葉を疑おうともせず、団員達は命令を遂行し、中継基地ベースキャンプの外へと退避して行く。

 同じく、遠目で此方の様子を伺っていた狩人ハンター達も退避する姿が見られた。

 

「随分と信頼されてるんですね」


 私は退避して行く団員を尻目に、口を開いていた。


「ククッ! 偏に、この俺の人徳って奴だな!」


 真面目に聞いた私が馬鹿だった……。


「はい、はい、言ってろ、言ってろ」


 私はガクッと項垂れ、手をヒラヒラと振り呆れ返った。


「それより、お前はどうすんだ? ダリエラ」


「あ、それでしたら、ご心配には及びません。私は此方で少々、野暮用をすませますので、だから、ダリオも、早急に此処より避難して下さい。然程時間もありませんから……」


 極力感情を込めずそう言うと、私は水晶球へと向き直った。


「んっ?! って言うと何だ? 自分はココへ残るけど、俺には逃げろと言ってんのか?」


「…………」


 私はそれに肯定も否定もせず、ただ沈黙を守った。


「だったら、俺もココに残るぞ!」 


「はっ? 何をバカな、死ぬかもしれないのに!」


 ダリオのしれっとした口調に、私は、バッと振り返り食ってかかる。

 

「おい、人のこと言う前に、テメェのことを省みろよ! 馬鹿野朗が!」


 ダリオは、本気で怒っているらしく、ものすごい剣幕で、私に詰め寄った。


「うっ……」


 私は、正論過ぎるダリオの言葉に何も言い返せない。


「ちっ、それによ……こんなの言いたかねぇが、惚れた女が命張ってんだよ! テメェの命、掛けられねぇで、どうすんだ! ええ、ダリエラよ!」


 ダリオがぐしゃぐしゃと髪を掻き上げたなら、私の目を覗き込むように見つめると、何の前触れもなく、真面目な顔して恥ずかしい告白を吐いてきた!


「そ、そんなこと、知りません! 勝手にすればいいんじゃないですか!」


 心の平穏を保とうにも、ドキドキと動悸がするし、顔から湯気が出そうだし、如何にもこうにもならない私は、吃りながら突っ慳貪に言い放つ!


「ああ、勝手にするさ……」


 ダリオの顔が真面に見れない。何でこんなに恥ずかしいんです。可笑しくないか私。

 私は、伏せ目がちに俯けば、サッと水晶球の方へと振り返った。

 ふと、目端に写り込むオルグの姿。肩をピクピクと揺らして、必死に笑いを堪えていた。

 うっ、クソ、クソ、どいつもこいつも、こんな危機的状況だってのに、どう言うつもりなんだよ!

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