~坂井雅樹ver.~

バタンッ!

遥君は、涙を浮かべて、部屋を飛び出した。


「あらら、行っちまった。」

誰のせいだと思ってんだよ。


「どうするんだ、坂井。黄花とくっつ「いい加減にしろよ、あんたッ」ガッ!!


俺は矢間根部長につかみかかった。

会社なんか知るかッ、遥くんの方がずっと大切だ。


「俺が好きなのは、遥さんです!黄花さんとは付き合えません。


…あと…遥くんをこれ以上振り回さないで下さい。」


そう言って、自分の手を矢間根部長の襟から振りほどいて、会議室を飛び出した。



って言っても…トイレって…どこまで行ったのか見当つかねぇよ…。

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