第27話 半分人間で半分魔物

 目の前のどっちつかずの生物は魚特有のクリッとした目で俺達を見つめたままピクリとも動かない。

 同時に俺も刀を構えたままその生物の外見に驚き過ぎて警戒するどころの話じゃなかった。

 どこからどう見ても魚の着ぐるみを着ているようにしか見えない。けれど、日の光に照らされてテラテラと輝く魚の体はとても偽物だとは思えない。というか、こいつはもしかして半魚人っていうやつなのか? というか魚に人間の腕が生えているってどういう事だよ!? 何のギャグだよ!?


「……ふん」


 お互いしばらくダンマリが続いた後、最初に声を発したのは半魚人の方だった。

 低く、無駄に格好いい声。ダンディという言葉が似合いそうな程にいい声をしているけれど……その外見はダメだ。半開きの口にクリッとした表情ひとつ変わらない魚の目はダメだ。ツボる。


「よく来たな挑戦者よ! 我こそが竜宮の加護を持ちし者なり!」

「アハハハハハハハハハハハハハ!!!」


 無駄に格好いい声とそれにミスマッチな表情一つ変わらない魚ヅラのせいで笑いを堪え切れなくなり、俺は腹を抱えながら爆笑した。


「我を見て心底驚いたことだろう。何を隠そう我は魔物だ。魔物が加護を持っているなど信じられないという反応だな」

「ゲハハハハハハハッ! ハヒッ! ヒィィィギフフフ! アハハハハハハ!!」


 誰が加護を持っているとかそんな事よりも目の前の存在のインパクトが大き過ぎてそれどころじゃない。大体なんで同じ魚なのに魚が魚釣りしてるんだよ!?


「ふん、理解できないだろう? 何せ我は「オッ、オホッ、オゴォォォ! オ……オエェェェ!!」うるせぇ!!」

「ご、ごめんなさい!! あっ……ついはずみで謝っちゃった」

「人をおちょくるのも大概にしろよ! 人を見た目で判断するなって母ちゃんに教わらなかったのか!? あぁん!?」

「いや、だって……その顔にその声は……反則ッ……ププッ! 大体さっき自分で魔物って言いながら人って……矛盾してんじゃん!」

「だぁぁぁ!! いちいちうるせぇな! 細かい事をグチグチ言うなよ!」


 半魚人は地団駄を踏んで頭を掻き乱す。その度に鱗は剥がれ、ポロポロとフケのように地面に落ちた。


「んで?  そこに四つん這いになってる女は兄(あん)ちゃんの奴隷か? 野外プレイでもすんの?」

「やがっ!? あぁん!?」


 盛大に溜息を吐くと、半魚人は不満げに頭をポリポリと掻きながら問いかけてくる。

 いきなりのとんでもない発言に俺は驚きすぎて声が上ずってしまった。


「いやだって、ずーっと地面に四つん這いのままだからよ。てっきり首輪でも付いてんのかと思ったぜ」

「俺はそんなことしねぇ! そもそもこれはあんたが原因じゃないか!」

「あ? 俺? ……おいおい兄ちゃん。いくら野外プレイを邪魔されたからって人のせいにするのは感心しないぜ?」


 半魚人は自分を指差して、何を勘違いしたのか腕を組みだしやれやれといった様子で諭すように言う。


「だから、俺にはそんな趣味はねぇよ! あんたの魔破に圧されてやられてるだけだっての!」

「え? ……マジ?」


 俺が説明すると口を半開きにしたまま2人に目を向ける半魚人。2人は半魚人の声に反応して小さく首を縦に振った。


「あちゃー……テンション上がりすぎて抑えるの忘れてたわ。ごめんごめん」


 そう言って再び頭をポリポリと掻きヘコヘコと平謝りをする半魚人は、息を整えるように深呼吸をしてまた俺達に目を向けた。


「……やっと解放されたです」

「久々にキツイのをぶつけられたな」


 何もしていないように見えたが、その後コルトとニルはゆっくりと立ち上がり、服に付いた土や草を叩き落としていた。


「2人とも大丈夫か?」

「ああ。問題ない。しばらく魔破酔いに当てられてなかったから耐性が弱まっていただけだ」

「うぅ……ぎもちわるいです」


 かなりやつれた表情の2人。特にニルは口を片手で覆い隠し、込み上げてくる物を必死で抑えて込んでいるようだった。


「それで? 話を戻すけど、兄ちゃん達……俺に用があって来たんだろ?」

「やっぱり、お前が竜宮の加護を持っているんだな。それにその姿……亜人魔種モピエスだろう?」

「へぇ……そこのガキは結構、学があるみたいじゃねえか。俺を一目見て亜人魔種と見抜くなんてな」


 コルトは半魚人の姿をまじまじと見ながら顎に手を当てて分析していた。

 それを聞くや否や半魚人は急に声色を替えて目を細め、コルトを見つめ返した。

 また出たよ……新しいワード。知識が増える事は良い事だけどさ、事あるごとに無知が暴かれるのは精神的にきついんだぞ。もう俺は喋らないからな、黙って聞いてよう。


「亜人魔種!? でも、そんな……亜人魔種はごく一部の限られた魔物しかなれないはずじゃ。こんな湖に生息していただなんて」

「オイオイそこのおっぱい。自分の価値観で物事を見てるんじゃねえよ。それじゃ俺が鳴れないみたいじゃねえか」

「おっぱっ!? ボ、ボクのは言うほどそんなに大きくないです!」

「あ? 何言ってんだ。この中じゃ一番デカいだろう」

「馬鹿! それを言ったら……」


 半魚人の言葉を遮ろうと止めに入ろうとしたがすでに遅く、コルトは服の内側から即座にハンドガンを取り出し、半魚人目掛けて発砲した。弾は半魚人の頬を掠め、そのまま後ろの森の方へ飛んでいくと弾の軌道上にあった木に命中した。その衝撃で木の幹は円形に大きく砕け散る。支えを失った木はそのままゆっくりと地面に倒れた。


「はぁぁぁ!? い、今の確実にるやつだろ!? クエスト依頼には決闘って書いてたろうが! 殺し合いなんてやりたい訳じゃねえんだよ!」

「しばらく黙れ、今楽にしてやる」


 コルトは完全にお怒りモードのようだ。ハンドガンをもう一挺(いっちょう)服の内側から取り出して、両手に一つずつ構えながら逃げ回る半魚人へ発砲し続けている。半魚人は必死にそれを躱しながら逃げ回っていた。


「ムーブアシスト、ブレインスコープ」

「うげっ!? そんなスキルアリかよ! まだ説明もしてねぇだろ!」


 コルトが何かを唱えると、半魚人は必死になって叫んでいた。

 俺は不思議に思って隣で同じように眺めていたニルに耳打ちする。


「なぁ、コルトが使ったスキル……ありゃ一体何なんだ?」

「ああ。銃火器専門の冒険者が覚えられる基本スキルですよ。動いている相手を狙いやすくするスキルです。まあ、要するに命中率向上と動体視力の強化ですね。コルトさんくらいのレベルなら、きっとあの半魚人さんは銃口から逃げられないと思うです。でも、あの半魚人さんも相当な力の持ち主ですね。反射神経もかなり高いです。コルトさんの銃弾を躱しているくらいですから」

「え? あれって……コルトは本当に当てる気なのか!?」

「そうですよ? 最初の一発目からそうだったと思うです」


 ニルは腕を組みながら思い出すように言葉を紡いだ。

 コルトやあの半魚人の力も驚きだが、何よりニルの分析力も目を見張るものがある。

 こう周りが万能だと肩身が狭くて仕方がない。


「何だってんだよ! 乳が無えからってキレる事はねえだろ!」


 半魚人はさらに必死に叫んでいる。だが、そういう素振りを見せながらも半魚人は華麗な身のこなしでコルトの銃弾を躱していた。それもコルトの攻撃をほとんど見ていない。発砲する瞬間、一瞬だけ目をコルトの方へ向けると後はほぼ攻撃を躱す事に専念している。

 コルトも銃弾をリロードしている姿は見られないのにずっと銃を撃ち続けている。もしかしたらあの銃は実弾以外の物を銃弾として撃ち出しているのかもしれない。


「撃ち殺す」


 半魚人の叫びにコルトは冷ややかな目を半魚人に向ける。コルトは両手に持ったハンドガンのバレル同士を合わせブリップを外側へ向けた。


「……チェイスブレット」

「うわっ!? ま、まずい!!」


 コルトがそう呟くと、二つの銃口から淡い光が煙のようにモヤモヤと浮かび上がる。そのままトリガーを引くと、いくつもの光の球が二つの銃口から放たれ、それはコルトの周りを不規則に動き回っていた。それを見るなり、半魚人の反応は一変した。今までは焦りを見せながらもどこか余裕そうな雰囲気を感じたが、今のコルトに対してはかなり警戒しているようでじっとコルトに目を向けて様子を窺っていた。


「奴を追え。あの生臭い体に風穴を開けろ」

「マジでやべぇってそれ! 普通そこまでするかよ!?」


 そう言ってコルトは二つの銃口を半魚人へ向けた。その仕草を皮切りにいくつもの光の球は不規則な動きを繰り返しながら迫る。半魚人は森の木々や岩を駆使して上手く光の球を避けてはいるが障害物に当たっても光の球は消滅する事なく、逆に打ち砕きながら尚も半魚人を追い続けた。


「クソ! このままじゃまずいな……やるっきゃねぇか」


 半魚人はそう吐き捨てると、そのまま真っ直ぐ湖に向かって駆け出す。そのまま半魚人はプールの飛び込み台から飛び込むように綺麗なフォームで湖に飛び込んだ。光の球も後を追って湖へ入っていく。


「チッ……考えたな」


 それを見てコルトは悔しそうに口を歪ませながら舌打ちをした。どうやらあの光の球は水の中では不利らしい。

 急な静寂に包まれる湖。半魚人がどうなったかはまだ分からない。あれほど激しい戦いだったのに急に静かになるとなんだか不安になってくる。


「倒したって……事なのか?」

「そんな馬鹿なことがあるか。あいつは曲がりなりにも加護を受けた亜人魔種だ。あの程度の攻撃で討たれる訳がない。油断するなよ……来るぞ!」


 俺がボソリと呟くとコルトはハンドガンを服の内側へ収め、スナイパーライフルを肩から外し構えた。それを見てニルも臨戦態勢に入る。湯気が立つようにモヤモヤと出現した淡い光にニルの体が包まれた。

 それを合図に湖から半魚人が飛び出す。コルトの放った光の球はもう後を追っては来ないようだ。多分、もう効力が切れてしまったのか消滅してしまったのだろう。


「さてと、お遊びはここまでだ。全員相手にしてやっからまとめて来いよ」


 半魚人は余裕そうに指をクイクイッと素早く自分の方へ寄せて挑発する。


「じゃあ、ボクから行かせてもらうです! プラズマブレイク!」


 最初に声を上げたのはニルだった。その掛け声と同時にニルの体からバチバチと静電気が発生され、それは瞬く間に増幅していく。近付けば自分達も巻き込まれそうなほど強い電気を体に帯びたニルは両腕を背中側まで大きく広げると、素早く腕を前へ持っていき両手を合わせた。

 バチンッ! という手を合わせる力強い音と共に雷でも落ちたような轟音が鳴り響く。放物線上に形作られた電気の束は地面を抉りながら目にも止まらぬスピードで半魚人へと突き進む。


「うぐっ!」


 そのあまりの速さに躱す事が出来なかったのか、ニルの攻撃をもろに食らった半魚人はその場に片膝を付いてしまう。半魚人の体には増幅された電気の束を食らった影響でバチバチと電気が発生していた。ところどころ、炭を被ったように黒くなっている。

 半魚人は腕をだらんと垂らしながらおもむろに立ち上がると、急にクッっと上体を起こし首を左右に素早く曲げてコキコキッと鳴らし、自分の手のひらを眺めながら開いたり閉じたりを繰り返して、唐突にこちらへ目を向けた。


「どうした? 構わずもっと撃って来いよ」


 そう言って再び指をクイクイッと自分の方へ素早く寄せて俺達を挑発した。


「そんな……あれで倒せないなんて」

「何言ってんだおっぱい。あの程度で倒されるなんて亜人魔種失格だと思うぜ? 甘すぎんだよ、考えが」


 半魚人は決めポーズをしながらニルを指差しそう吐き捨てる。

 そうしているうちにコルトが半魚人の背後に瞬時に回り、スナイパーライフルを発砲する。

 だが、半魚人は背後にいるコルトに反応する事はなく、コルトが発砲した銃弾と思しき青白い球は半魚人の体の手前で何かに反射して消滅した。


「くっ!」


 コルトは向けた銃口を下ろし、眉を寄せて驚く。

 半魚人はやれやれと言った感じで両手を広げ、コルトの方へ振り向いた。半魚人の体からは何かモヤモヤとした波打つ何かが浮かび上がる。


「後ろを狙えば倒せるってか? 甘ぇんだよ。自分の背後ってのは狙われやすく且つ死角になりやすい。そんなところに何の保険もかけないなんて……余程の自信があるバカか、能無しのバカだけだ」

「……実に魔物らしいクソッタレな能力だな」

「羨ましいだろ? 欲しがってもあげないぜ?」


 コルトも負けじと言い返すが、戦況は確実に半魚人の方へ傾いている。

 俺も何かするべきなんだろうけど、こんな状況で何の考えもなしに突っ込んでいくのは得策じゃないだろう。あの時は咄嗟の出来事だから何とかしなきゃとは思ったけれど、あんな力を見せられて戦おうなんて思うほどバカではないしな。

 それに……。


「……だったら、その能力を打ち砕く程の衝撃を与えるだけです!」

「ほぉ……上等じゃねえか。それも思い上がりだって教えてやるよ、構わず全力でぶつかってこいや」


 半魚人は身を屈めてニルのk猛撃を全力で受け止める態勢に入る。すかさずコルトは二撃目を与えようとスナイパーライフルを構えるがニルから目で制止されて、構えたスナイパーライフルを下ろした。

 ニルは背負っていたリュックを下ろし、革製のコートとシャツを脱ぐ。被っていた帽子とゴーグルも外しリュックの上に置いた。シャツの下にはピッチリとしたタンクトップを着ていて胸の大きさが随分と際立っていた。半魚人がおっぱいというのも分かる気がするな。


「本性を現したな、おっぱい!」

「こ、これより大きい人なんていくらでもいるですよ!」

「いやいや、今までにも色々な冒険者と戦ったけどな、そこまで大きい奴とは会ったためしがねぇ。Fくらいあるんじゃねぇの?」

「ボ、ボクのカップ数を当てるなです!」

「「まじかよ!?」」


 予想だにしないカミングアウトに半魚人に載せられて俺まで反応してしまった。

 た、確かに……それくらいあってもおかしくない大きさだよな。


「くぅぅぅぅ!! もう怒ったです!」


 ニルは顔を真っ赤にして半魚人を睨む。目に涙を浮かべながら悔しそうに顔を歪ませていた。

 何だか、可哀想に思えてきたな……というか、この半魚人、だいぶ緊張感がないな。


「天を舞う鳥達よ! 唸りを上げた獅子達よ! 荒風あらかぜ吹きて空を閉ざし、雨露あまつゆ流れて天を奔れ! ……猛虎雷燕もうこらいえん!」


 ニルがそう唱えると、急に空に暗雲が立ち込める。段々と青空は黒い雲に覆われ、太陽さえも遮ってしまった。そしてポツポツと降り出した雨は打ちつける雨粒が腕や顔に当たるたびに微かな痛みを感じるほど激しくなっていった。

 もしかしてこれが、天候操作とかいう魔法なのか?

 さらに、暗雲からはゴロゴロと不穏な音が鳴り、所々で不規則な点滅を繰り返し始める。ニルは天に向かって雲を掴もうとするように片手を高く伸ばす。

 直後、一際大きな轟音が鳴り響いたかと思うと次の瞬間にはニルの体に雷が直撃した。ニルの体は雷に包まれ、無事なのかどうなのかも確認できない。


「ニル!!」


 すかさず叫び、ニルの元へ駆け寄ろうとするが、瞬間的に俺の前に移動してきたコルトに制止される。


「心配ない。ニルの魔法だ」

「え? で、でも……雷が直撃したんだぞ! 無事で済むわけが」

「バカが、ニルの話を聞いていなかったのか?」

「え?」


 俺の反応にジトっとした冷めた視線を向けて溜息を漏らす。

 ニルを包んでいた雷は途端に弾けとび、その姿を現した。ニルの両腕はまるでガントレットを装着しているように電気に包まれ、バチバチと音を立てている。それはどこか虎の顔面を模したようになっていて、ニルはそんな状況でも表情一つ変えず、まるで平気そうだった。それもニルはさっきまでの姿とまるで違う。電気の影響で髪は逆立ち、目は血走ったように赤く染まっていた。


「おいおい……冗談じゃないぜ。嬢ちゃん」


 ニルの姿を目の当たりにして半魚人は警戒しながらも余裕そうな発言をする。だが、半魚人にとってこの状況が予想外だったのか言葉とは裏腹に完全に顔が引きつっていた。


「嬢ちゃん、一体いくつの魔法を同時発動させているんだよ。こんな奴、今までに出会った事ねぇぜ」

「そうですね。ボクは結構特殊で、魔法も独自で学ぶしかなかったですから色々と苦労したですが。おかげでこんな事も出来るようになったです。今、ボクが発動させている魔法の数は……全部で五つ」

「独学で五つも同時発動させるって……正気の沙汰とは思えねぇな。だが……」


 半魚人はフンと鼻を鳴らして両手の拳を勢い良く合わせる。それを合図に、ニルも臨戦態勢に入った。さっきまでとはまるで違う、緊張感のある戦闘。


「来い。こんな近くにいたら巻き込まれるぞ」


 食い入るように見ていた俺の腕を引っ張り、少し離れた場所まで離される。木の陰に身を隠しながら俺達は二人の戦闘を見守る事にした。多分、コルトも思ったはずだ。この戦闘の間に入れば、無事では済まない事に。俺でもこの迫力の前では突っ込もうなんて考えない。


「そこまで本気になられたら応えないわけにはいかねぇだろう。見せてやるぜ。 竜宮の加護を受けた、俺の力をな!」

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