Viento！　私と風雅センパイ

花粉症の方にとってマスクとティッシュは必須アイテム。
鼻がじゅるじゅるなのにティッシュが手元になかったら……。

……から始まるラブストーリー！
そんな状況で、なんとイケメンくんにばったり！
主人公のときめきはどうなっちゃうの！？

花粉症から恋愛につながる発想が面白かったです。

そして、タイトルの意味がわかるとスッキリ！
どんなに辛い花粉症持ちの方でも、爽快感ある読後になると思います♪

当方、花粉症持ちでも鼻炎持ちではないけれども、「あーあるある」と本作を拝読しながら何とか頷いてしまった。
たとえば、「ぐしぐし」とひどい鼻風邪を引いたときに限って持参したティッシュが足りず、番長皿屋敷のごとく残りのティッシュを「いちまーい、にまーい」と数えながらヒヤヒヤする、無料やお安めのティッシュで鼻を噛み過ぎて鼻の下がガビガビ状態になる、また初めて頂き物の高級ティッシュで鼻をかんだときの衝撃と感動、イケメンがマスクしてるとその下の部分も気になって仕方がない！とか、もろもろ思い出してしまったのである。
ともかくも、「鼻ぐしぐし」が一篇の楽しくキュートな青春恋愛物語に仕上がっています。

花粉症がボーイミーツガールに繋がるとは。この発想は憎い。憎すぎですぞ。

マスクをつけた王子様。イケメンの代償なのかありとあらゆる耳鼻アレルギーに……イケメンの鼻は儚い。

笑いと鼻水を拭うため、ティッシュをご用意ください。

鼻炎×ときめき。

触れ込みからして、インパクト大な本作。一見、水と油くらいに異質な両者を組み合わせた所からして凄いですが、なんと、しっかりときめけます！！！！！

主人公の南晴風ちゃんは鼻炎に苦しむ高校一年生。彼女を通して秀逸に語られる花粉症あるあるは、一度でも襲いくる花粉に苛まれたことのある人ならば、共感間違いなしです。今は花粉症を患っていないあなたも、将来、いつかかってしまうかわかったものではありません。本作を読むことで、鼻炎の苦しみに想像を巡らすことができることでしょう。

そして、忘れてはならないのが、本作のヒーロー風雅先輩！

紛うことなきアンニュイ系の美少年（花粉症持ち）です。…続きを読む

春は花粉症の季節。
鼻水が出てティッシュが手放せなくて格好悪い。そんな悩みを抱えている方は多いはず。だけどもしかすると、悪い事ばかりでは無いかもしれません。
「よかったら、これ、どうぞ」。そう言ってティッシュを差し出してくれたのはイケメンの先輩。こんな風にピンチを助けられたら、恋に落ちずにはいられません。例え先輩も花粉症の為、顔の半分がマスクで隠れていようとも。

花粉症から始まる恋。王道とは違いますけど、こんな恋物語も良いですよね。

花粉症あるあると、絶妙な小道具を使った爆笑の嵐。
それを恋愛に纏め上げるなんて、そんじょそこらの素人には到底出来ない離れ業。
この作者さまならではです。

さあ、あなたも。
高級ティッシュを小脇に抱えてご覧あれ♡

私はアレルギーがないので、花粉症の辛さは正直わかりません。
でも、鼻水もくしゃみもでるし、目も痒い。きっとかなり大変ですよね。

この主人公は、そんな大変な時に恋に落ちてしまった。

鼻水を取るか、彼を取るか、ティッシュを取るか！
(……すみません、これじゃ、よく分からないですよね笑)

でも自信を持っておすすめします。
作者さまはカクヨム界きっての恋愛小説家ですから(*｀･ω･)ゞ
読んで間違いなし！

今回、舞台になっている吹奏楽部がもっと密に書かれた別作品『うんりょー！』もオススメです！