第41話数年間通い続けたある病院の話

駅前のOクリニックというところに、

通うのを止めて、工業地帯に近い、Ⅰクリニックという病院に、

数年間、通い続けました。

このⅠクリニックという病院は、ものすごく変わっていました。

まずは、この病院には、受付の人が、1人もいません。

1階が待合室で、診察室は、2階にあります。

検査室と書かれた部屋が、あるのですが、

トイレと間違えて、この検査室を開けて、

検査室の中を見てしまったんですけど、

検査室でも、何でもありませんでした。

やたらと物が置かれていて、検査室というよりかは、

物置部屋かな?と思いました。

よく見るとこの病院は、元々は、普通の家だったところを

病院に改装したみたいで、所々に、物置部屋と化した所に、

足の踏み場も、無いような所に、洗面所が、あったりと

昔はこの家に、住んでいたんだなーと思わせるような痕跡が、

いくつかあります。

ちなみに、今、住んでいるところは、

病院の目の前にあるバカでかい洋風の家みたいです。

病院が開業するのを知らないおばさんと待っていたんですが、

開業時間になっても、先生が出てこないので、

しびれを切らしたおばさんが、

「先生はいつ来るのかしら?」と騒ぎ始めたので、

目の前のバカでかい家の表札を見ると先生と同じ苗字だったので、

「この家が先生の家じゃないですかねぇー?。」とそのおばさんに、

言ってみたところ、そのおばさんは、先生の家と思われる家の

インターホンを何回も、押したところ、先生の娘と名乗る女性が、

「あっ、父は部屋で、まだ寝ていました。今、起こしますんで、

もうしばらくお待ちください。」

おばさんは、「さっさと起こしてください!!。」

とちょっと怒っているようでした。

病院のトイレを壊してしまったことも、ありました。

しばらく病院のトイレは、壊れたままでした。


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