第39話責任者になりました

4年、5年ぐらい、同じ職場に、通い続けていたら、

いつの間にか、責任者になっていました。

弟や母親からは、「ただ、通い続けているだけで、

出世出来る事も、あるんだねぇー。」と散々に馬鹿にされました。

同い年のY君が言うには、「5年前の職場を参考に、

新しい職場づくりが、したいけど、5年前の職場環境なんて、

もう、お前ぐらいしか、覚えていないんだよ!。」だそうです。

ということで、責任者になりました。

責任者になったといっても、給料は上がらないし、残業時間は増えるし、

出勤日数も増えるし、ミーティングには、一様、出ますけど、

僕は口下手な方だったので、何にも、発言しなかったんですけどね。

残業時間と出勤日数が、増えただけの責任者は、3年ぐらい、続きました。

責任者ということで、厚木に研修に、行ったりしました。

責任者だから、みんなに、仕事の指示をしたり、しなきゃいけないんですけど、

誰も、僕の言うことを聞いてくれません!。

「うるせーな!俺の好きなように、やらせろよ!。」

と怒鳴り散らしてくるやつもいました。

そいつは数ヶ月で、辞めていきましたけど、

ちゃんと仕事をしてくれる人は、Oさんぐらいなので、

自分で仕事を片付けるしかないと思ったので、

自分で出来る限りの仕事をして、帰ろうと思ったら、

課長から、「他の部門の仕事も、終わらせて帰れよ!。」と言われて、

他の部門の手伝いにも、よくいきました。

心と身体をすり減らした事も、今は懐かしい思い出です。



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