人生の選択肢

きっと平行世界にはもう1人、僕がいて、僕の選ばなかった道を歩んでいる。

正解か不正解かなんて分からないけれど、今の自分でいられるのはこの選択をしてきたからだ。


平行世界はいくつも生まれる。

あなたが椅子から立ち上がる時、右から?左から?


もしも右を選べば、あなたは左から立つはずだった別の自分と違う道を歩む。

それはつまり、ひとつの可能性を殺したということ。選ばなかった未来は容赦なく切り捨てられていく。


ほら、足元には今まで切り捨ててきた、自分という可能性が転がっている。

幾千、幾万という可能性の上に、今の僕らは立っている。


戻れない過去を悔やんでもしょうがない。

だから前を見て進もう。

今、目の前にも選択肢は転がっている。

あなたの選択に過ちはない。

禁忌なんて存在しない。

あなたが心から進みたいと願った未来であれば、それが間違いや失敗であっても、決して過ちではない。

やり直さなくてはならないものでは無い。

人に何を言われても、あなたの捨てた未来を悔やまないで。

あなたの今こそが正解ルートだから。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る