概要
無鉄砲娘と優男の七転八起
ベッテンカーナには異例の規模を誇る魔物討伐ギルドがある。
──輝石隊。
有志と思えぬ精鋭部隊で、戦争抑止力とまで称されている。
王宮騎士団、赤兜団を配するベッテンカーナは磐石の布陣で平和を維持していた。
青天の霹靂だった。
人々が寝静まる夜、輝石隊は突然の奇襲を受け、甚大な被害を被る。
この時、敵の姿を見た者が一人だけいた。
〝落ちこぼれ組〟の蔑称を持つ六番隊の魔銃士、リズミー。
「赤兜団の、ローブ……」
リズミーは同じく六番隊の剣術士、パトルシアンと共に、敵を──謎を追うのだった。
──輝石隊。
有志と思えぬ精鋭部隊で、戦争抑止力とまで称されている。
王宮騎士団、赤兜団を配するベッテンカーナは磐石の布陣で平和を維持していた。
青天の霹靂だった。
人々が寝静まる夜、輝石隊は突然の奇襲を受け、甚大な被害を被る。
この時、敵の姿を見た者が一人だけいた。
〝落ちこぼれ組〟の蔑称を持つ六番隊の魔銃士、リズミー。
「赤兜団の、ローブ……」
リズミーは同じく六番隊の剣術士、パトルシアンと共に、敵を──謎を追うのだった。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ファンタジーだけじゃない、主役二人の距離感が気になるもどかしい恋愛小説
最初からひたむきで健気な、強くて弱いリズミーに惹かれ、応援するような気持で読み進めてきました。
パトルシアンは冷静でかっこいいのですが、お酒に弱かったり、「ちょっと大丈夫なの?そんなのでリズミーを守れるの?」と思わせるようなところもあり、叱咤激励(?)するような気持で見守りました。
ファンタジーとしてもミステリーとしてもしっかりと練られていて、面白い作品ですが、わたしが一番惹かれたのは、リズミーとパトルシアンの絶妙な距離感です。友達でもなく恋人でもない、でも友達以上恋人未満でもない、そこには信頼と愛が確かにあるのに、そんな描写はほとんど見られません。
直接的な言葉を極力つかわず、読み手に少し…続きを読む