ひとひらの雪～Tree of destiny～

～Tree of destiny～あとがき

誰でも思い出はたくさんあります

嬉しく楽しいこともあれば、

辛く悲しく切ないことも。

心の中にあるその思い出達はいくら増えても溢れることはない

幾重にも重なり愛という心の栄養になってくれるから。

どんな思い出も決して無駄なものはない

心が熱くなった時、降り積もった雪が溶けて切なさが現れたなら、

そこにはまた必ず、フワフワの新雪が優しく覆ってくれるはず

悲しい別れをしたカズとノンが時を越えて、

運命の木に魂を宿したのでしょうか…

けれど、それは二人の力だけではない

いいえ、元々、そんな力などなかったのかもしれません。

"運命”という言葉はどこか神々しく聞こえるものですが、実はどんな人にも起こりうること、特別な言葉ではないのかもしれません。

運命を手繰り寄せるのは…

人の心の強さなのかもしれませんね

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ノン❄