26.無学(むがく)

無学「別に謙遜けんそんしているわけではないのだが……」



【解説】

 「無学」は『学問・知識のないこと』を表す言葉です。


 ところが、これが仏教用語となると全く逆の意味になってきます。

 仏教用語での「無学」は、『煩悩を断ち尽くし、もはや学ぶべきもののない境地』という意味となり、修行者が至る最高位である「阿羅漢果あらかんか」を指す言葉です。

 逆に『学ぶ余地のある者』は「有学うがく」といいます。


 一般的な意味と仏教的な意味とが正反対である、というのは中々に興味深いところですね。


 さて、この「無学」さんは一体どちらの意味なのでしょうね?

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