25.知恵熱(ちえねつ)

知恵熱「きみはおとなのひとにみえるけど、ほんとうはこどもなんだね」



【解説】

 「知恵熱」は『乳児にみられる原因のわからない発熱』を表す言葉です。

 ちょうど乳児に知恵が付き始める頃に起こるのでそう呼ばれていますが、実際には他の病気が原因であり、知恵が付くこととは関係ないとされています。


 上記のように、本来「知恵熱」は乳児の発熱を表す言葉なのですが、最近では頭を使いすぎた時などに起こる発熱を指す意味で使われることも多いですね。

 勉強のし過ぎで頭がぼうっとしてきた時などに、「知恵熱が出てきた」等と言った覚えがある方は案外多いのではないでしょうか?


 医療の発達により、昔は原因不明とされてきた「知恵熱」にも様々な病名が付くようになったので、そもそも「知恵熱」が本来の意味で使われるケースが少なくなっているそうです。

 「知恵熱」の意味が変わってきたのは自然の成り行きと言えるでしょう。


 とは言え、「知恵熱」ちゃんに子供扱いされない為にも、本来の意味を知っておいて損はないかもしれませんね。

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