落葉のピアニスト

拝読させていただきました。
主人公とピアニストの会うシーンは一つでしたが、そこで作られる二人の関係がとても面白かったです。続編があっても面白い作品になるだろうなぁ……と思いました。でもギュッとまとめられた話もとても面白かったです！

頼れる人がいなくて、たった一人で自分を守っていた少女。傷つかないように、必死に自分のこころを覆うヨロイを幾重にも重ねて、ぎりぎりの状態で生きていた少女に、同じホームレスの男性が、彼女に誰も教えてくれなかった、生きかた、を教えてくれた。

居場所がない、って本当に辛くて、でも助けを求める相手はいなくて、必死に強がって生きている主人公がいとしいです。
そして、そんな彼女を見守る優しい人も。

銀杏の描写もとても素敵です。銀杏の葉っぱを拾って私もしようと思いました。

作者様へ
「秋を題材にした物語、詩集」企画へ参加してくださりありがとうございます。
私にも、彼の奏でる音色が聞こえた気…続きを読む

当たり屋の少女と、ホームレスの男が出会う話です。

短編として、ワンシーンに注ぎながらも、ホームレスの男が彼女に伝えたいメッセージが印象的でした。

銀杏には花言葉が三つある、きっとこんな物語もこの季節だからあるんだろうなと感じさせてくれます。

是非、ご一読を！