ここまでの主たる登場人物

3-X ここまでの主たる登場人物

団員A(アルファバート・阿井あい

「いまのおれは、借金を踏み倒すしか能のない一介の色男」

本編の主人公。魔法使い。アラサー。所属していた団体が壊滅させられるが、そのとき傷ついた自称魔法少女を助けることに。他人の魔法効果を強化したり、呪いを上書きすることで和らげたりするのが特技だが、ほかにたいした技術も持っていない


魔法少女Q(1号)

「きゅう」

本編の主人公その2。自称魔法少女。7~9歳。いちおう人間のはず。長い銀髪。各種攻撃魔法を使用。必殺技は本人いわくマジカルアロー。Qという名は団員Aが便宜上そう呼んだもので、本名はほかにあるらしい。『1号』はたんに仲介組織の書類に書かれていた番号。正体と目的は不明。魔法生物らしき身体特徴を持つが、ひたすら謎しかない


英雄さん(彼刀かたなたゆゆき)

「ぼくに生涯の敵がいるとすれば、団員さん、あなたみたいなひとだよ」

ライバル。団員Aの所属団体を壊滅させ、魔法少女Qに深傷を負わせた。黒髪に黒い瞳。20歳前後。かつて天使に襲撃されたときに精神から発生した4種の魔法生物、精霊エレメンタルを使役する。武器は対魔法弾頭を装填した拳銃。ほかにも隠された能力を持つ。目的は不明だが『ギルド』に登録し、『悪い魔法使い』を退治して回っている


ママ

「どうなんだい、払えるあてはできたのかい」

団員Aの通うスナックのママ。30代後半。若々しいが言動はおばあちゃんっぽい。つけがたまっているのに1杯サービスしてくれる


ママの娘

「これ完全に通報もんじゃないのね……」

団員Aの通うスナックのママの娘。高校生。手伝いでウェイトレスをしている。団員Aを完全に犯罪者扱いしているが、あまりまちがっていない


女医

「外でやってくれっす」

団員Aが頼りにしている魔法医師。メガネ着用。解呪を得意とする。魔法は公式にはまだ存在しないことになっているので、表向きには開業医。魔法医療は必要なので黙認されているのが現状


ロードシップ

「おまえさんはどうやら、勝手がちがうようだ」

天使。赤銅色の肌と薄桃色の長髪の美丈夫。ギザ歯。Qを追ってきた。神罰戦役の休戦以来、天使は個体レベルで天界から好きに下界へやってきて活動する


地の兎(彼刀かたなたみみり)、火の犬(旋螺廻チャン・ルフォイ)、水の猫(ナツカ

「おにいちゃーん、5分以内行動ー」

「きょうのごはんは、お口に合いますかどうか」

「獣を隠すにはコスプレにゃってば。だってば」

英雄さんこと彼刀ゆゆきの欲求と記憶から生まれた獣憑きの魔法生物。ゆゆきの家に同居している。容姿は13~14歳ほどだが種別が精霊エレメンタルで、1/5スケールのフィギュアぐらいのサイズ。各自の個性はゆゆきの過去と密接にかかわっている。もう1体、風の鳥はふだん出てこない


団員B(番場ばんばボルバ)

「わからぬ。われわれは錠をかけるのみ」

団員Aのかつての仲間で、Aよりやや年上。英雄さんに魔法を封じられている。団を命名したのはかれである。団のおもな活動はマジカルギャングの請負人だが、魔法が公認される日まで魔法関連事業を無差別に破壊し、なあなあで成立している現状を破綻させることが長期的な目的


師匠

「様式美をなんじゃと思っとる、ぬしゃあ」

栗色の髪で九尾の妖狐姿をした幽霊。12歳ほどの容姿だが生前の年齢は不明。姿どおりの能力があるのかも不明。10代だったころの団員Aに魔法を教えるが、才能もやる気もからきしだったAを死にかけるまで鍛えてなんとかものにした


団員C

団員Aのかつての仲間で、子どものころは団員Bことボルバの舎弟だった。今後の登場をお待ちください


アル

「さいでございます。貴君らは小生にとり、いささかも脅威たりえません」

栄光の天使。ほかの天使とちがい、頭上の輪と背の翼を隠さない。自信と余裕にあふれており、Qを狙う。団員Aに生理的に嫌われた

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