異物

小説を書いていて思う事がある。
「この人のこの表現、素敵だな」
自分もこんな表現がしたい、書きたい、真似たい。と。

言葉とは自分を表現するものでありながら、小説においては作品の中における人物を表現する必要がある。
その時に悩むのは、言葉だ。
自分を表現するなら、自分の言葉でいい。しかし、小説の中に生きる人物の言葉は小説の中に生きる人物の言葉で書かなければならない。すると途端に言葉を書くのが難しくなる。
こんな経験は物書きなら誰もが経験する事だと思う。
そんな中から生み出していく言葉たち。当然苦労があるだろう。
でも、もし、それほどに苦労した言葉を、誰かが使ったとしたら？ その言葉はどう感じ…続きを読む

創作活動の禁じ手の一つにスポットを当てたホラー小説。
評価が欲しい、名声が欲しい、作品の質を高めたい。
何かを作る人物ならば、避けることの出来ない欲求。
主人公は道を誤ったのかもしれない。
だが、自分の力に限界を覚え、それより上の回答が目の前に置かれた時ーー

あなたはそれを見て見ぬふりできるだろうか？

是非気になるかたはお読みください

様々な事を成し遂げたり、色々なコンテンツを完成に導いたりする時に欠かせないのが「モチベーション」。それは自分自身の気力は勿論、他の方々からの評価によって生まれる事もありますし、むしろそちらの方がより大きいかもしれません。
ですが、一度生まれたモチベーションがずっと続くとは限りません。ほんの些細な、本当に小さなきっかけで、自らの立場諸共全てが一変してしまう事だってあるでしょう。まるで、砂の城が小さな波に晒された後のように。

ある意味では自業自得の結末かもしれませんが、それでも決して他人事ではない……カクヨムと言う空間、カクヨムオンリーだからこその恐怖が眠るホラー作品です。