-6-「なんとも言えぬ味が口の中に広がる」
⑥
「ワワワワァァァァーーーーー!」
ヒカルは
びっしょりと
「ここは‥‥」
アヤカの部屋だった。
「う、うん‥‥あれ‥‥?」
どうやら
「な、なんだったんだ。変な世界に行ったと思ったら、チンチクリなやつがいて‥‥」
とツヨシが
「う、うん。大きくなるわ、地面が崩れるわで‥‥」
ナツキが
「なんだ、ナツキも同じような夢でも見たのか?」
「そういうツヨシも‥‥ってことは、さっきのは夢じゃない?」
ツヨシとナツキが先ほどの
「これは‥‥」
それは
「うん、夢じゃないみたいだね」
先ほどの出来事は
「あっ! そういえば、アヤカは?」
ナツキはベッドに
「アヤカ! 大丈夫?」
「ナ、ナツキちゃ、うん‥‥はぁ…はぁ‥‥」
アヤカは
すかさずヒカルはナツキに
「そうだ、ナツキちゃん! これ」
「これって?」
「あの時、
「
ナツキは
アヤカは
「!?」
なんとも言えぬ
思わず
それがまたヌルっとした
すると、お
あからさまにアヤカの
「だ、大丈夫‥‥よね?」
「う、うん。あの
やがてアヤカが
そんな状態に、さすがに危ないのではと
「あ、あれ‥‥。息がしやすい‥‥。喉も痛くない」
アヤカはこの
ナツキはアヤカの
「アヤカ! 良かった!!」
「な、ナツキちゃん。それに‥‥あっ!」
この場にヒカルやツヨシが居ることに気付くと、アヤカは
「な、なんで? なんで、ナツキちゃんや
「えっとね。それはね‥‥」
ナツキは、まず
「どうしたんです、アヤカ? 人の声がしますけど‥‥あら!? 貴方たちは!? どうしてアヤカの部屋に?」
アヤカの
「えーと、それは‥‥」
「お、お母様。その、ナツキちゃんたちはお見舞い来てくれて‥‥、それで上がって貰ったんです」
アヤカはナツキの
「そうだったの‥‥アヤカ!?
母親はずっと
「
母親は
「ああ、ごめんなさいね。お
「はい‥‥ごめんなさい‥‥」
ヒカルたちは心ならずもアヤカの
「それじゃアヤカ。あとでメールをするね!」
「う、うん」
ヒカルたち三人はアヤカの母親に
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