第28話 近況。未来への不安と創作、あと電子書籍とか

 一昨日某ワクチンを打って来た。F社製。昨日一日は副反応で頭痛に熱に倦怠感でしんどかったが、今日は午前に1時間半ほど眠った後はだいぶ元気だ。


 元気と言っても本格的に創作するには(ここで言う『本格的な創作』は飽くまで僕自身が気力体力共に大きなエネルギーを投じる必要があるものだ。創作媒体そのものに公然と優劣を付けたくはない)、例えば漫画を描いたりゲームを創ったりするにはまだ元気が足りない。病み上がり(?)なので……。



 かといって副反応から回復してきてゲーム鑑賞や漫画鑑賞にのみ没頭するのも何となく虚無感に襲われそうな気分だ。そんな中途半端なコンディション。


 ならば、不定期でやっているエッセイかな…………と思い、今キーボードを叩いている。少しでも達成感のようなものを得る為に……。



 ……だが、こうして書いていると、創作媒体に優劣は無いと言いつつも……僕があまりストレスなしに腰を重くすることなく取り掛かれるという事実を思うと、やはり僕mk-2にとって一番無理なく向いている創作は文章系と認めざるを得ないのだろうか。この手の悩みは今までも数限りなく心を逡巡させてきたが、それでも漫画もゲームもやめたくはないのだ。プロの仕事としてギャラを頂いて成り立たせるわけでもないし。創作で食べていくのは云わば修羅の道。自分の実力と胆力、精神力や覚悟のほどを考えるととてもプロになれる気などしないのだ。



 最近ではインボイス制度やら何やらで不快極まりない情報をネットから浴びるほど触れてしまった。病み上がりであることを除いても気分が悪い。



 どう考えても悪法なのに、個人事業主たちの働き方の劣悪な部分を指して冷笑する人もいて、すこぶる不愉快だった。一方、インボイス反対派は反対派で申請のやり方や捉え方に落ち度もあったようで、自分が信じているモノに裏切られた気分だ。



 僕には政治が解らん。解らんまでもどんどんと国も世界も奈落へ落ちゆくように悪くなる一方としか思えない。そんな自分を癒してくれるモノは漫画とかゲームとか小説とかアニメとか映画とか……そういう娯楽なのに、それすら取り上げられてしまうのだろうか。リアルでの大病の母も含めて不安しかない。




 暗い話題に走ったせいか、もう回復したはずの頭痛が再発した。ほどほどにしなければ。




 最近はゲーム作品でペルソナ3ポータブルをやっている、とは以前話したが、初見のゲームのはずなのにどうも消化するように淡々と進めてしまう。やはり薄味か。それとも自分との相性か、P5Rが凄すぎたせいか。もちろん楽しめる点が全くないとは言わないが、さっさとクリアして同時に購入したP4G(ダウンロード版)を始めたいと思ってしまう。それゆえに来たるP3のリメイクが楽しみではあるのだが。




 しんどい時に創作で出来るのは文章系だけ、と言ったが、個性豊かな職場を描いた日常系漫画『蓮実館の白い蓮』も雑な作業ながら少しずつ進めている。僕にもっと向上心とか絵に向かう気力、集中力があればもっと丁寧な作業にこだわって原稿に向かうのだが、最近はからっきしだ。最初にこの作品を描き始めた最初の方のページを見るとかなり描きこんで丁寧に描いているというのに、どうしても長くなると雑な作業になる……不甲斐なし。




 元々オリジナル(一次創作)主体の同人誌即売会で頒布することを想定して描いていたのだが、かの疫病と自分自身の不調、そして母の大病によってことごとくサークル参加の機会を失い…………とうとうある意味で心も折れた。SNSなどで随分前から描いては投稿するようになった。このまま溜め込んでいても下手したら一生イベントで頒布できないまま、完成した作品が日の目を見ないまま終わる。それだけは避けたかった。




 もし万が一同人誌即売会に改めてサークル参加する機会に恵まれるなら、せめて本にした物にはおまけページなどの特典なんぞ付けなくては、ネットで公開しているものとの差がつかない。





 紙の本。それすらも今後淘汰されていくかもしれない。





 つい先日も本棚が漫画本でいっぱいになってきたので、思い切って少しでも高額で売れるよう人気作、話題作を古本屋で売却処分して来た。自分の中で猛烈に推している作品だったはずなのに、『でもあんまり最初から何度も読み返さないな……』と思い、断捨離を断行した。しかし、それはやはり極端でどこか精神的な部分で損をしているのでは…………などと客観的に脳内で囁く自分もいる。




 この示し合わせをどうしたものか。本当の本当に何度も読み返すような漫画は単行本で買って、そこまで至らないものは今後電子書籍購入に移行するべきか。単行本によく載っている作者の遊び心からなるおまけページ……読者のイラストコーナーとか質問項目とか設定資料とか番外編とか、そういうものも余さず電子書籍に収録されているのだろうか? もしそうならば躊躇わず電子書籍にするべきかもしれないな。調べてみよう。

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