回顧10-02 盈満の咎め(下)




 要領を得ない説明を続けながら、繰絡さんはすたすたと私の前を歩いた。一番奥の和室に置かれた方形の卓袱台の前で、内灘さんが顎の先をしゃくって着席を促す。繰絡さんが座るのを待ってから、私もその正面へと腰を下ろした。卓袱台に塗られた臙脂色の塗料の光沢が、浮かない表情の私を映している。どこからともなく聞こえてくるアラタとミコトくんの楽しげな声が、遠い異国の出来事のように、現実感の感じられないものとして響いている。


「何から話そうかってところだが、俺は別に梨沙ちゃんに理解や納得を求めてるわけじゃないからな。だから天蓋の話については、簡潔に纏めたいと思う」

「時間は有限ですからね」


 その有限な時間を食い潰しているのは、内灘さんと繰絡さんだ。意図的な悪意さえ感じさせる靄がかった話の筋道が、その有限な時間を食い潰しているのだ。


「梨沙ちゃん、俺の質問に直感で答えてくれ。頭の中に思い浮かべて、端的に答えてくれりゃあそれでいい。良いか? ──だだっ広い山の中で蚊取り線香を焚いた俺と、テントの中で蚊取り線香を炊いた糸織が居るとしよう。その晩、蚊に食われて眠れないのはどっちだ?」

「それは内灘さんですね。痒くて一睡も出来ないんじゃないですか」


 その絵を思い浮かべるまでもなく即答する。山の中での蚊取り線香なんて、焼け石に水どころの騒ぎではない。繰絡さんが冗談交じりに、「先生、失血死しちゃいますよ」と茶々を入れた。内灘さんは満更でもなさそうに大きく頷く。


「じゃあ梨沙ちゃん、少しだけ質問を変えてみよう。次は直感じゃないぜ。深く、深く想像してみてくれ──実際に今みたいな状況になった時、本当に一睡も出来ないのはどっちだ?」

「それは──」


 答えようとして言い淀む。今度は実際に、頭の中でその状況を思い描いてみた。広大な山林の中で、顔をタオルや毛布で包んで無理矢理にでも眠ろうとする内灘さんと、小さなテントの中で安眠を貪ろうとする繰絡さん。今の質問の文言ならば、おそらくは蚊がどうこうとかそういう話ではないのだろう。内灘さんが眠れるかどうかは本人の気質次第だとして、繰絡さんは果たして、眠れるだろうか。テント内に充満する線香の煙、その中に含まれるであろう殺虫成分の毒性──そんな中で眠ってしまって、命に別状は無いのだろうか。


「一睡も出来ないのは、繰絡さんです。いえ、眠れるかもしれませんが、眠ってしまうには、余りにもリスクが高過ぎます」


 口籠もりつつも、私は答えた。蚊取り線香の毒性による人体への悪影響、それに一酸化炭素中毒の可能性──テントの密封性なんてたかが知れているだろうから、危惧すべき可能性ではないのかもしれないけれど、もしも私がその状況下だったら、絶対に眠りに就いたりはしないだろう。眠りに就ける心境ではない、と言った方が正しいのかもしれない。映画やコメディにありがちな、雪山で遭難した人たちが「寝たら死ぬぞ」と励まし合う場面が続けて浮かぶ。


「だろうな。蚊取り線香の毒性成分であるピレスロイドが人体に影響を与えるには、そりゃまぁ大量の蚊取り線香を同時に焚く必要があるだろうが、普通の神経をした奴なら、その中で寝ようだなんて思わないわな」

「先生、梨沙ちゃん、そんな小難しい事を考えるまでもなく、私は煙たくて眠れませんよ」


 確かに、繰絡さんの言う事はもっともだった。穿った見方をするまでもなく、安全性だとか云々を考えるまでもなく、充満する煙の中で眠れるとは単純に考えづらい。その考えに思い至ると同時に、この例え話の終着点が私にも見えてきた。


「つまり天蓋とはテントで、祈りや願い──あるいは呪いは、蚊取り線香の煙。理由や理屈はさておいて、閉ざされたこの烏丸町においては、想いが充満する。それも、いとも容易く」


 確認するように呟く私へ、「ご名答」と端的な賛辞の言葉が送られた。続けて繰絡さんが、「やはり梨沙ちゃんは聡明ですね」と、目を輝かせて空々しいお世辞を並べる。


「話が早くて助かるぜ。この烏丸町が閉ざされた経緯については諸説あるんだが、俺が信じている説で良ければいずれ話してやる。それよりも、糸織の言う『天蓋』が具体的にイメージ出来たところで、想いが充満したその結果を見てやってくれるか」


 殊勝な表情を浮かべて、内灘さんはミコトくんの名を呼んだ。充満したのが、良からぬ想いである事は、ここまでの話からも明白だ。ピレスロイドとやらの毒性なんかよりも、明確に明瞭に害をもたらそうとする何らかの悪意。それを思うと、自然と体が強張る。


「お父さん、なーに? 僕は今、忙しいんだよ」


 内灘さんに呼ばれて現れたミコトくんは、アラタの背におんぶされていた。舌足らずなその口調が、「もっとお兄ちゃんと遊んでいたいんだけど──」と言外の不満を告げている。しかしお父さんの真剣な眼差しにほだされたのか、ミコトくんは渋々ながらも床へと下りた。女の子みたく割座して、繰絡さんの左側に腰掛けるミコトくん。向かい合う私の右側に、アラタが堂々と胡座をかいた。


「ミコト、ここに居る梨沙ちゃんと新太くんに、お前の身体を見せてやってくれるか。もしかしたらこの二人は、お前に力を貸してくれるかもしれないんだ」

「えっ? あんまり人に見せたくないよ……」


 身をもじらせながら、明らかな拒絶を示すミコトくんに、繰絡さんが語りかける。


「ミコトさんはもう大人ですからね、裸を見せる恥ずかしさだって当然ありますよね。ですがミコトさん、梨沙ちゃんと新太さんは、ミコトさんよりもずっと大人なんですよ。そのお二人が、ミコトさんのお身体を見て、ミコトさんを嫌いになったりするなんて事は、絶対にありません。この繰絡糸織がそう断言します。約束します」


 繰絡さんとミコトくんの眼差しが、至近距離で絡み合っている。お互いの真意と信頼を測るような、無言のやり取りが続いた。

 ミコトくんの身体に、一体何があるというのか──怖々とした想いで私は二人を眺めていた。やがてミコトくんの瞳に、大粒の涙が潤み始める。しかしその涙が頬を伝う前に、アラタが提案を持ちかけた。


「なぁミコト、これは内緒の話なんだけどさ──大人には、裸の付き合いってもんがあるんだ。俺とそこのお姉ちゃんだって、裸の付き合いをした事があるんだぜ。ミコトだって、もっと大人になりたくないか?」


 私は顔から火を吹き、内灘さんは堪らずに吹き出した。繰絡さんさえも「おやまぁ」と顔を赤らめる中、私は『アラタ死んでしまえ』と恨めしい念を送る──それこそ、呪いのように。


「うん……僕も大人になりたい。ううん、僕だって、もう大人なんだけどね。もっと大人になりたいと思うよ。アラタくんがそう言うなら、僕、頑張ってみる」


 一体アラタは、この短い時間の中でどれだけの信頼を勝ち得たというのだろうか。覚悟を決めたミコトくんが、甚平の紐に手を掛けた。拙い動作で紐を解くと、そのまま一思いに上着を脱ぎ捨てる。


 そうして現れたモノに、私の呼吸が、アラタの呼吸が、止まった。

 目の前で蠢くモノに──うねりながら彷徨うあおぐろいモノに、私たちの視線が釘付けになる。


「──これが、呪い?」


 口をいた私の言葉が、どこか陳腐な響きを伴っている。B級のホラー映画でさえも、ここまで陳腐な台詞は台本に無いだろう。

 内灘さんが無言のままに頷き、繰絡さんは頷きさえもしなかった。ミコトくんは恥ずかしそうに目を伏せている。私たちの視線が、ミコトくんの心の幾らかを傷付けている事を自覚しながら、それでも私は、その身体を凝視する事を止められなかった。


 それは、言葉だった。言葉というよりも、もっと原始的な、そう、文字だった。

 ミコトくんの身体は、幾百幾千の文字に覆い隠されていた。その頼りない身体を、幼すぎるその身体を、悍ましい文字の数々が、所狭しと覆い隠していた。


『呪・死・化・禁・痛・非・暗・否・弱・苦・獄・憐・悲・血・哀・無・憎・恨・悪・底────』


 読み取る事の出来ない文字も含めて、ありとあらゆるマイナスの言葉が、負の感情が、ミコトくんの体表に渦巻いている。ミコトくんの存在を否定するかのように、その存在を決して許さないかのように──小さな身体に執拗に羅列した文字の群れに、背筋が凍る。


「ミコト、ちょっと触るぞ」


 アラタがそう言っておもむろに手を伸ばし、髪を梳かすような優しい手つきでミコトくんのお腹を撫でた。アラタの表情に浮かんでいたのは、畏怖でも恐怖でもなくて──明確な怒りだ。慈しみを込めた動作に相反する、身を灼き焦がすほどの激烈な怒り──少なくとも私には、そう映った。

 アラタが触れた場所を中心にして、ミコトくんの身体を覆い隠していたモノが、その呪詛の刻印が、ぬらぬらと蠢動しゅんどうした。見せつけるように、嘲笑うように呼応して、魅せつけるように、曝け出すように脈を打つ。幼い手足を、柔弱なお腹を、浮かび上がった肋骨を、折れそうに細い首を──ぬらぬらと、うねうねと、呪う。呪い続ける。

 黝い塊が、一つの意志を持って一様に揺れ動く様は、残飯にたかる蟻や羽虫が、集団で這いずり回って逃げていく姿を連想させた。低い呻きと共に、ミコトくんの身体がびくびくと痙攣を打つ。弱々しく漏れる吐息が、洞穴を吹き抜ける風のようにひゅるひゅると音を立てている。


「リサ、もう良いよな?」


 アラタは険しい声で私へと問いかけ、返事も待たずにミコトくんに上着を羽織らせた。目を潤ませるミコトくんを抱き寄せ、悲痛な面持ちでその背をさする。


「──ちっとも笑えない話で、少しも救われない話さ」


 憐憫の情を滲ませながら、嘲笑と共に内灘さんが言う──「そりゃ神様に祈りたくもなるだろ?」と。その冗談の重さに、誰もが口をつぐんだ。


「何をどうしたらこうなるんだよ。どうしたらこんなに──嫌えるんだ」


 沈黙を破り捨てたアラタが、拳に力を溜めている。想いが充満し、満ち満ちた末に訪れた結果がこれだと言うならば──その想いを募らせたのが、ミコトくんの母親であると言うのならば、あまりにもやるせない。義憤に駆られるようなこの想いは、偽善でもなければ独善でもないはずだ。


「『盈満えいまんとがめ』──とでも言うのかな。満ち足りた幸せは、少しでも欠ければ不幸せの如し──盈満どころか、満盈まんえいしたのは欠如への憎悪だった。ミコトの母親は、とにかく思い込みの強い女でね。この烏丸で暮らすには、そもそも不向きな精神構造だったのさ」


 まるで他人事のように述べるその口調が、私の癇に障った。しかし私の怒りが沸点に達するよりも早く、アラタが口火を切った。


「黙れよおっさん。ミコトの前でそれ以上喋るな。胸糞が悪くなる」

「出会ったばかりの愛息子をこんなに想ってもらえるなんて、父親としてこんなに嬉しい事はないぜ」


 口汚く罵るアラタを物ともせず、内灘さんは抜け抜けと続けた。「どうだ? 俺の提案を受け入れてくれるか? 『呪われた少年を救って下さい』と、身勝手な神様に願ってくれるか?」と。


「ああ、受け入れるさ。俺に出来る事なら何でもしてやる。しかしおっさん、あんた人が悪いぜ。こんなもん、完全に別件じゃねーか。俺やリサがやらかしちまった事と、ミコトの身体の状態は、まるで別件じゃねーか」


 極力冷静を装いながらも、アラタの口調には多分の怒気が含まれていた。腹立たしいのは、私も同じだ。烏滸がましい言い方になるけれど、私もきっと、アラタと同じ気持ちだ。ならば私は、せめて言葉にしなくてはと──言葉にして内灘さんへと伝えなくてはと、思い切って口を開く。


「……内灘さんの言った通りでした。『関わりたくないのならば、最初から関わらない方がいいし、知りたくないのならば、最後まで何も知らない方がいい』──本当にその通りでした。だって、今のミコトくんを見た私たちに、内灘さんの提案を呑まないなんて選択肢が、あるわけがない──取れるわけがないんですから」


 アラタの怒りの中にも、同じ想いがあるはずだ。幼いミコトくんへとかけられた理不尽な呪い。呪った張本人である母親への怒りと、ある意味でミコトくんを出しに使った父親に対する怒り。ミコトくんの体表を這う言葉の数々にも、卑劣とも呼べる内灘さんのやり口にも、嫌悪感を覚えずにはいられなかった。


 内灘さんは面食らった表情を浮かべて、考え込むようにその目線を上方へと逸らした。勝手な推測だけれど、内灘さんの中で超高速の意訳と翻訳が行われたのだろう。ややあって私たちへと向けられたのは、軽蔑と侮蔑を隠そうともしない不機嫌な視線だった。


「おいおい、そりゃあないぜ。『こんなもん見せなくても、俺たちは協力したのに』──ってか?」


 目を細め、口元を歪め、「お前たちを心の底から軽蔑するぜ」と、内灘さんは声を荒げる。


「災いの種を蒔いたのはお前たちで、助けを求めたのもお前たちだろ? 更には、差し伸べられた手を握るかどうかの物差しとして、ミコトの呪いをその目で確かめたがったのもお前たちだろうが。助かる手段の一つも持たないくせして、いつまで高見の見物気分で居るつもりだよ。一体いつまでお前たちは、『手段を選べる』だなんて目出度い勘違いを続けるつもりだ?」


 けたたましい口調で、力強い正論が並べられた。反駁はんばくする言葉の一つも見つけられない私とアラタを、剣呑な眼差しが容赦無く責め続ける。


 アラタの腕の中では、戸惑うミコトくんが声を殺して泣いていた。私が果たすべき責任の巻き添えになった彼が、柔らかな頬を濡らして歯を食い縛る姿が、私の胸に深々と突き刺さった。


「先生、そのくらいにしましょう。先生には、これからも私の憧れであって欲しいと強く願います」


 沈痛な面持ちで、繰絡さんが切り出した。内灘さんを諌めるような口調でありながらも、繰絡さんが始めようとしているのが仲裁でも調停でもない事は、その態度を見れば明らかだった。

 なぜならば繰絡さんは、いつものように「えへへ」と微笑んだりはしなかったのだから。


「梨沙ちゃん、あの宝物庫でのお話を思い出してください。『耳の痛い話』が、『見たくも聞きたくもない現実の話』が、梨沙ちゃんだけじゃなくて先生にもあるのですよ。ですから梨沙ちゃん、感情的になってしまった先生のご無礼を、どうかお許し下さい」


 繰絡さんは丁寧な正座を組み、両手を床に付いて私へと頭を下げた。私は慌てて、繰絡さんの上体を掬い上げる。


「時間は有限です。冗長に過ごしてツクヨミ様が回復すれば、次も無事で済むとは──怪我を負うだけで済むとは限りません。仮に万全を期したツクヨミ様と、八景鏡塚以外の場所で遭遇したとしたら、ミシャグジ様の加護を受ける事さえ叶わないのですよ」


 繰絡さんの小さな手が、そっと私の傷口に添えられた。無言のままに頷く私へと、繰絡さんは続ける。


「梨沙ちゃん、あと少しだけ、先生のお話を聞いて下さいますか? 先生は必ずや、梨沙ちゃんと新太さんを救ってくださいます。そして必ずや、ミコトさんのお身体も救います。少なくとも私は、そう信じています。なぜならばこの私も、先生に救われた人間の一人なのですから」

「──繰絡さんが?」


 今度は繰絡さんが無言で頷く番だった。『信じる』という言葉の重みが、不思議な心地良さを伴って胸に響き渡る。そしてようやく、繰絡さんは「えへへ」と微笑んだ。


「いつかゆっくりと、そのお話もしましょうね。さぁ先生、心ゆくまで続きをどうぞ。けれども、必要以上の挑発は、この私が許しませんよ」


 そして繰絡さんは、もう一度微笑んでみせる。しかしそれは、無邪気さの一切を感じさせない凛とした笑みだった。天使のような、悪魔のような、底知れぬこわさを感じさせる笑みだった。内灘さんは、肩を竦めて反抗的な態度を見せたものの、それも一過性の強がりだったようで、叱られた後の子供のように萎れてしまう。


 アラタの腕から抜け出たミコトくんが、内灘さんの傍へと駆けた。庇うように両手を広げ、「お父さんを苛めないで」と、強い視線が私たちへと向けられる。


「ミコト、大丈夫だ。今のはちょっとばかり、お父ちゃんが悪かった」


 そう言って内灘さんは、ミコトくんを自らの膝の上へと座らせた。こうして並べて見れば、可愛らしい顔立ちのミコトくんにも、内灘さんの面影が見え隠れしている気がしてくる。

 居住まいを正し、内灘さんと向かい合う。見やればアラタも、乱雑な胡座を正座へと組み直し、内灘さんの瞳を直視していた。


 『耳の痛い話』も、『見たくも聞きたくもない現実の話』も、どうやら当たり前のようにこの世界に溢れかえっているらしい。私の人生に降り掛かってきた難儀な事情は、私自身が背負うべき私の事情であり、また同時に、この場に居る誰しもに降り掛かっている各個人の事情なのだ。


 今更のように、私は気付く。生きている限り、誰しもが望まない現実を背負って歩いていくしかないのだと。望まない現実を、自分の理想へと手繰り寄せる為に抗うしかないのだと。

 自分の愚かさをまた一つ知った私は、『乗りかかった船だしね』などと呑気に呟いていた自分を、遠い昔の事のように懐かしみ、そして恥じるのだった。


「内灘さん、続けて下さい。神事かみごとの端々を知ってしまった以上、もう後戻りは出来ません。そうですよね?」


 ささやかな決意を内灘さんへと放つ。私たち全ての視線を一身に受け止めながら、内灘さんは深く頷き、やがてその口を開いた。




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