第23話 お二人さん

「ヤッホーみんな、名門会議以来だけど元気にしてやた?」


そこに集まっていたのは、水華、茶紅、那響、風裕貫の4人。

そして、8人の残り二人がいた。


「舞夢ちゃん、樹里ちゃん久しぶりだね。私は元気だったよ」


うん、やっぱり水華はかわいいなあ。私もあんな風に…なれない。


「そういや久しぶりに8人集まったな。なんでお前ら名門会議こなかったんだ?」


お、茶紅の髪がツンツン動いてるぞ!すごい!

あっ、樹里あんたが風吹かせてるだけかよ。


「あーあれかごめんな、こいつが熱出したせいで俺は看病に明け暮れてたよ」


「ごめんなさい…」


「別にいいってお前らも大変だな二人だけってのは」


茶紅は微笑みながら優しく言った。

言われたことに実感がないのか首をかしげてキョトンとした目で雪華はいった。


「そうかな慣れれば結構楽だよ。私はただ雪翔にご飯作ってもらえば満足だし」


それを聞いた瞬間雪翔は呆れたような困ったような顔で


「いや、そろそろお前も作れよ」


とはいうものの大体雪翔が作ってしまうのがこの兄弟である。

その代わりに雪華は掃除や洗濯をしてるけどね。


「いやだ」


と即答した。


「まあまあふたりとも、これで全員集まったんだしそろそろ始めようか」


飛夢はなだめるように手を上下させながら言った。

そういえば私なんで呼ばれたんだろう。このメンバーなら何をしたいのか大体分かるんだけどそこに雪夜が入ってきたせいで全くわからない。

雨道のお二人さんが加わったってことと関係があるのかな。






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