三大名門の真実

第10話 真実を探るために

彼が去った後、スカルトは簡単に終わらせることができた。

私の実力もあるが、樹里の正確な援護と回復、氷道いや雪夜といった方がいいかもしれない(弟君と見分けをつけるため)は枝魯枝魯のところや手鎌をらない部分をバッチりのタイミングで仕留めてくれる。

まるで昔から三人で戦ってきたみたいだった。そう思ってもおかしくにほどに息が合っていたのだ。自分の思う通りに戦いが進む。こんな感覚になったのは初めてだ。すrすらと筋書き通りに進んでいく戦いのようだった。


「おーわりっと」


舞夢が最後の一匹を倒すと部屋に扉が現れた。

そこから美香さんが出てきて、いった


「おめでとうございます。流石の舞夢様でも今回の相手はどうかと思いましたが圧巻でしたね。それでは約束通り情報をお渡しいたします」


「あっその話なんですが、無しでお願いできますか?その代わりに今回出てきたこいつの弟っていう世翔夜って人のことを調べてください。」


「かしこまりました。難易度は同じくらいなのでもう一度戦っていただく必要はありません。情報が揃い次第連絡いたします」


「はい、お手数をおかけします」


そう言って私たちは帰ることになった。

外に出るともう日は沈んでいた。このまま普通に帰ってたら門限に間に合いそうにないので移動魔法を使うことにした。

一人ずつやったら発動した本人しか移動できないが、二人揃ったら最大五人まで一緒に移動できるのだ。


「樹里、今日はもう遅いから魔法で帰ろっか。雪夜もいるから手伝ってくれる?」


「うんわかった」


「「タイ・イラ・ゲラ・ガサン」」


二人でそう言って発動させると、大きな魔法陣が現れて私たちを包み込む。

そしてそれぞれの目的地に瞬間移動した。

やっぱり慣れない。小さい頃から便利だから使ってるけど瞬間移動独特の変な感じが身を包む特に移動中なんかはもう嫌だ。

周りから見れば瞬間移動に見えるけど実際にはただ時間を止めて最大ピードで移動して時間の動きを元に戻しているだけなのだ。


発動した瞬間時間が止まる。

何もかも止まり、自分の心臓までもが止まっていると作句するほどの静けささだ。その分時間をまた動かし始めたときの安心感はすごいのであった。


家に着くと鈴さんがお出迎えしてくれた。


「ただいま〜」


「おかえりなさいませ舞夢様」


そう言ってニコッと笑う鈴さんは最高に可愛かった。

(///天使だ///)


鈴さんと一緒に部屋に入って遊んだ。いつもはあれこれうるさい美奈江さんまでもが参加してきた。三人でトランプをやっているとあっという間に時間が過ぎてご飯の準備をするからといってみなえさんは行ってしまった。


「舞夢ちゃんじゃあ私もそろそろ仕事してくるね」


「うん!頑張って!」


そう言って鈴ちゃんを見送ったあと私はものすごい睡魔に襲われて眠りについた。


「舞夢様、朝ですよ。起きてください」


「うーん。やだ」


「ならば今日の朝ごはんはなしということで」


「いやっちょとまった。朝ごはん抜きは無しでお願いします!」


そう言ってベットから飛び起きて、一瞬にして支度を済ませた。

まだ結果こないかな?そんなことを思って


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