第11話 聞かせれた真実

ぴゅうう

この効果音とともに魔法陣が現れた。紫色の魔方陣、そして周りが光っている。

間違いなくこれは美香さんのものだった。きた!ついに情報が集まったのだ。


「舞夢様、氷道世翔夜についての情報が集まりました。

名前は世翔夜 家族構成は両親と双子の兄

小さい頃は明るく、活発な子だったようです。

しかし、5歳の頃からの情報が一切ありません。たぶん無理やり消されたんでしょう。十分な情報がなくてすいません。また新しい情報が入ったらお伝えします。」


美香さんはいつも通り淡々といった。

しかし、最後の方は小さくて、自信なさげだった。情報を提供するところなのにあまり仕入れられ退くて悔しかったんだと思う。


「.....そうですか。ありがとうございます。」


私は静かに答えた。まあ、覚悟はしてたけど、残念だな。

もしかしたらって思ったんだけど。

お母さんとお父さんのこと.................。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る