漂う英国情緒、素敵な一作

海外小説の翻訳物に似た雰囲気を感じるのは、淡々と語り、そして詩やことわざを丁寧にそこへ織り込んでいるから。その方面への、教養の高さがなしえるものでしょう。
それでいて固くないから、下手な翻訳物よりずっと読みやすく、残る感覚が「ふわりといい」という感じ。
昼下がり、クランペットでも食べながら、読めたらいい休日になりそう。

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