15.あらすじ
今回は距離・時間の設定に関してもう少し説明します。
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初めてお話を書く方の中には、ファンタジーを書きたいと思われているという方もいらっしゃると思います。
ファンタジーで、実際の歴史内の舞台を使用する場合は、それほど問題はないと思います。
用意するものが、史実に基づいた距離を含めたその他の単位や地図などでしょう。風俗・習慣・価値観や宗教も必要です。
しかし、いちから異世界を準備する場合、上記に述べたものをいちから作らねばなりません。そうなると、設定のほとんどが以上のことに費やされるかと思います。しかも異世界ですので、動物も現在のこの世界のものを使用するわけにはいかないかもしれませんので、それも課題の一つとなるでしょう。
ただし、概念から、現在のこの世界に存在するものに該当する動物として例を挙げることなら可能だと思いますし、有名な小説もそのようにして、想像不可能な部分をより読者側に近づけるように書かれたものもあります。
<グイン・サーガ>はその代表となるものでしょう。典型的なヒロイックファンタジーですので、一読の価値はあるかと思います。ただし、作者夭折のため、未完に終わってしまいました。残念です。
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1.ウマなどの移動距離、時間に関する記述、2.もありますのでご参考になさってください。
ちなみに人の移動距離・時間はウィキペディアの通りです。
これを元に疑問<なぜなの?>と思った部分は、インターネットなどを活用して、おおよその当たりを付けておくと矛盾が出ないと思います。
ネット上の引用など当てにならないと思われる方は、実際に試してみるのが一番かもしれません。応援します。
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また、長さ、重さに関しても、時代によって概念が異なります。それについても本やインターネットを活用することで解消していった方が、矛盾や躓き(読者が疑問に思い、読むのを止めてしまう)がないかと思います。
悪知恵を申しますなら、現在の単位の呼び方だけを改ざんする方法もあります。
60分を60カイナ、半日を12ダト、1日を1ダロというふうに。
お金の単位も同じです。細かく決めても良いですし、既存の概念を参考に単位の名称を改ざんしても大丈夫です。
1円を1ダッテ、100円を100ナノ、1000円を1000ミタイ。インフレを起こしていたら、1円が100万トハ、になるかもしれませんね。
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と言うことは、社会情勢や国家事情も設定として考える必要性があるわけです。
では次回は、ファンタジー(架空世界)における宗教の考え方について簡単に説明していきます。
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