16.あらすじ

 おはようございます。


 今回は、ファンタジー(架空世界)における宗教の考え方について簡単に説明していきます。


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 今の世の中にも、宗教団体は数多く存在します。


 その数多くの宗教の多くが、以下の三つの宗教から派生したものと言われています。


 仏教

 キリスト教(ユダヤ教)

 イスラム教


 三大宗教と呼ばれる宗教です。


 そのほかの宗教に関しては、煩雑になりますので省略いたします。


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 さて、宗教にはそれぞれの考え方や価値観があります。


 その価値観からずれる行動言動、考え方を外れる物事に関して、もし、宗教を基本とする舞台をお話にする場合は、細心の注意が必要です。歴史的背景も含め、良く理解した上で書かないと矛盾が生じます。その矛盾から、読者は興ざめして読むこと自体止めてしまい兼ねません。


 また、三大宗教が世界に広まる前に、お話の舞台にする世界を支配していた宗教のことも念頭に置かねばなりません。


 古い宗教でも概要がある程度認識されていますので、比較的資料を集めやすいものと、反対にそうでないものがあるでしょう。できる限り、資料を集めて理解した上で、お話の基礎部分にしていきましょう。


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 なぜ、このようなことを書くかというと、宗教が根強かった時代に生きる人物は、その宗教の原理に基づいて考え、行動し発言するからです。宗教の概念に反する言動は時代に矛盾し、読者からしてみれば、夢から覚めてしまう原因になってしまうでしょう。


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 宗教などの生活や社会構成を司る考えは、どのような環境においても存在します。


 ですから、架空世界(ファンタジー)に置いてもそれは例外ではありません。


 <精霊の守人>などの上橋菜穂子さんの著わしたシリーズなどに出てくる宗教観に基づく物語構成もその一つだと言えます。お話自体も非常に面白いものですので、ぜひご一読をおすすめいたします。


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 宗教は人間が文明を築く上でともに成長していった、重要な要素です。宗教観を無視して世界設定を考えることは非常に困難だと思えます。


 いちから考えるのが難しければ、上記にあげた三大宗教を元にして考えても良いでしょう。または古い宗教を基本にしても差し支えないかと思います。


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 現代物を書くにしても、日本人の行動原理の端々に宗教概念は存在しています。季節の行事などもそうです。何気ない物事の中にそれは存在しています。


 一度、そういった生活の中に根ざした宗教というものについて考えてみるのも良いでしょう。


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 では、次回は国のあり方について、マジで簡単に説明します。

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