第64話 Do they know its christmas?




早いなぁ。もぅイヴなんや。




ちょっと昔は

クリスマスって言ったら


なんか特別な空気で

何かが起こりそうで

誰もが

幸せになれそうな予感がして


何かプレゼントを貰える気がしてわくわくしてたけど



今はほんと。

愛してる君たちが


ほんのちょっとでも 少しだけでも

喜んでくれたり。


俺が想ってたようなこの日の、特別な空気にわくわくしたり

幸せを感じてくれることが


何よりも

俺の“Special”になってる。


それはきっと


俺のかぁちゃんやとーちゃんも

想ってくれてたんやろうなぁって想う


自己よりも他


それが

なんか

泣きそうなくらい切なくて

嬉しい。


今は そのことが

クラウスさんから貰った

俺の一番のプレゼントだと想ってる。



みんな♪

Happy Christmas♪♪





クリスマスだ

恐れるものは何もない


クリスマスの時

光を呼んで影を消し去ろう


満ち足りた世界から

喜びと笑顔を広げられる


世界に手を差し伸べよう


他の誰かの為に祈ろう

クリスマスなのだから



それは難しいこと。

楽しく豊かに暮らしてるなら


でも

窓の外にも世界はあるんだ。


いつも不安と恐れがつきまとい

流れる川の水は

身を切る様な涙だけ。


そこで鳴るクリスマスの鐘の音は

この世の終わりを告げてる。


今夜 神に感謝しよう

自分がそこに

生まれなかった事を


クリスマスでもアフリカに雪は降らない。

彼らが貰う最高のプレゼントは命

何も育たず 雨も降らない


彼らは今がクリスマスだということを知ってるのだろうか?


世界に食糧を

彼らにクリスマスが来たことを伝えよう


世界に手を

彼らにクリスマスを届けよう




BANDAID 『Do they know it's christmas』

──finfen和訳

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