勇者も魔導士も吟遊詩人も、或いはきっと神様も。 皆何かを抱えてる

あまりの面白さに一気読みしました。
謎を自ら紐解きたくなり、前の話を読み返してこうだったんだろうかと推測する、そんな久しぶりの楽しみ方を得られるくらい熱中しました。

肝心のお話はというと、勇者ヘロと魔道士ジゼルが惑星を巡って進んでいくファンタジーです。
それぞれ区切りが設けられているため、読みやすいのではないでしょうか。

また、ありきたりでない独特な設定が多く、読んでいてわくわくします。
それぞれが破綻なく丁寧に積み重なっていくのも、きちんと練られている感じがしました。

前世と今世、様々なものを抱えながら進む登場人物が皆個性的で、生きている人として描かれているのが素敵です。