第2話 バスターの能力

一羽は目の前の地図を出来るだけ記憶して

大きくため息をついた。

一羽「作戦通りにいったら、向こうのロボットは、完成を何年遅くなるかだな。」

ε「司令はこんなにうまくいくか?って顔だね」

α02あん「演習場に行くか?一羽はβとγの演習しかまだ見てないだろ。」

一羽「今から大丈夫なのか。しかし私は今日日本へ帰るからあまり時間はないぞ❗」

ピート「一羽、この基地に音速ジェット機をスタンバるぞ。私もワシントンに帰る前に見たいな、順が起きてからはまだ見てないからな。」

全員立ち上がると奥にある円形のプレートに移動した。B3演習場と書かれたプレートをあんが踏んづけた。載っかったプレートごと上へ上昇していく。これもエレベーターなのだと初めて一羽は気付いた。顔は緩んだ。

暫く動くと高い天井のフロアに着く。10mはあるんじゃないか・・青く塗られていて青空のようだ。床は土で壁際には樹木が生えている。室内演習場のようだ。

α02あん「能力演習で1対1ですから地表よりここの方がいいわね」

δ順「お二人はまず俺の能力を確かめたいのかεか?」

ε「では俺達が演習すれば手っ取り早い。」

δ「相手になってくれるのか」

β「上へ行けば空戦の対象になった場合の対処もみれるぜあん、」

αあん「珍しい・・βがやる気出したの?」

γ「俺も上なの方がやり易いな・・ここでミサイルとか打ちたくない。」

一羽「いや、初めてだからちょい見せてくれよ。本格的には別の機会を用意する。」

αあん「上へ移動しよう。大統領も来てる事だし。まだ手を付けてないバスターの今後の方針にも影響するから。

全員、またエレベーターへ乗る。

そして地上に出た。


ε「ではノズルの使用はOKだな。β俺と一緒に飛ぶか。」イプシロンとベータが足の裏のノズルから噴煙を吐きながら空へ飛び立った。

αアリス「一羽所長、大統領・・私たちはこちらへ・・あんもね」

二人を誘導してアリスはコンテナハウスに入っていく。ただのコンテナハウスではなく、

廻りは装甲が貼り付いて。上には監視搭が

ついている。その監視搭にあんがかけ上がる。

αあん「εβが一緒かよ・・δはγと組め。」

δ「γ、下であんの指示で打ち落として来れ。俺も上がるから」

δ順の背中に小さいBOXが付いており

そのBOXの両側から10cm幅の白いプレートが

飛び出していた。そしてεβと、同じく足の裏からジェットが吹き出して一気に飛び立った。

γ「順を狙っちゃいそうだぜ❗

あん。レーダーからのポイントだけは送ってくれ。」

そう言ってガンマはその場で右膝を着いて

左膝を空に向けて膝小僧をパンと叩いた。

ズボンに膝小僧の所に6個の穴が現れる。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

δバスター @kaiyamada7777

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ