怖さだけじゃない

人の恨みに、お化けの怨み。

恐いことが多いけれど、それだけじゃないんですね。

丁寧な描写に主人公の回想や心情が上手く解け合っていて、世界観をリアルに想像できました。

最後。雨上がりの水溜まりの景色を描かれたことで、現実の中の非現実という小説らしい終りかたにも、色々な意味で感動しました。

ありがとうございました。