エンバーの霊は優しく笑う

主人公のオーティスは、自分勝手な夫でした。
双子の弟であり、恋敵でもあるヴィクターからエンバーを奪い、それだけでなく、彼は外で愛人もつくるようになってしまいました。

ある日、妻エンバーに悲劇が起こります。愛人宅に出かけている最中に殺害されてしまうのです。
オーティスはエンバーの死を心から悲しみ、自らの過ちを深く後悔するようになります。
まさに悲劇。ですが、エンバーの死後、彼女の幽霊が屋敷の中に現れるようになりました。

全2話のこの話は、第一話が前半部で上記の悲劇が描かれています。妻を亡くしてから最愛であることを覚えたオーティス。そして目には見えながら決して触れられない妻の霊体。
そんな一方通行な切ない感情が、オーティスの心情やどこか寂しい屋敷の風景といった、巧みな描写で描かれています。

そして後半の怒涛の第ニ話は必読です。
皆さまもぜひお読みになられてくださいね。

※この度は「おばけのお話募集」企画にご参加くださりありがとうございました。