第4話 学園祭一日目(一)

 竜芽りゅうが学園の文化祭は生徒主導の祭りで、土曜日は午前中が校内生徒のみ、日曜日は門を開けて一般客を招待する学園祭である。

 教室内の窓側後方に、ペニヤ板のパーティションで区切った俺たちの占いコーナーが設置してある。

 そこに白咲から借りた水晶を箱ごと持ちこみ、生地をまとった机の上に置いてみた。


「やったーっ! 水晶あると違うね、忍エライ!」


 麻衣の歓喜。


「なんか、すげー高そうな一品じゃね? よく借りられたな」


 水晶や箱を眺め回し、何かを判定しそうな勢いの雅治。


「占いの店舗らしくなったね」


 椎名も良好の評価で一安心と思ったが、麻衣から渡された占い師の衣装が変だ。

 明るいこげ茶で専用のベルト付き。

 一応着てみたが、やはりおかしい。

 他のクラスの生徒が笑っている。


「おっ、おい。この服変じゃないか?」

「えーっ、何で? いいわよ!!」


 麻衣が俺の衣装に手をかけて、チェックをしながら言った。


「は、恥ずかしいんだけど……」

「すこし派手だけど、その位じゃないと人の目に止まらないでしょ」


 派手とかじゃなくて、センスの問題だ。


「ん? それとも私が精魂こめて作った衣装だと、着れないわけ?」

「わ、わかったよ」


 俺があきらめると、雅治がネタバレをしてくれた。


「その服、土曜の夕方にやっていたアニメの主人公の服にそっくりだ」

「あっ、雅治君。ばか」


 慌てて麻衣は雅治の口に手を当てようとしたので、彼女の肩を掴んで振り向かせる。


「ふーん。そうなのかい? 麻衣ちゃーん?」

「えーっ、へへへっ」

「このーっ、自分の趣味で俺をコスプレイヤーにさせたな!」

「あっ、はははっ、そ、そうかな」


 焦った笑顔を向けながら、目はよそ見をする彼女。

 腐ってたのか。


「ふん、読めたぞ、この服に全精力注いでて水晶忘れてたんだな」

「で、でも、似合ってるよ。忍。ステキー」

「うん、たしかに。女子を呼び込めそうだ。貢献しろ」

「そうね。ありだと思う」


 グループの三人から肯定の返事をもらう。


「うん? そ、そうか? じっ、じゃあーっ、着ちゃおーか」


 少し本気になる俺って……。


「単純なやつ」

「何か言ったかな、雅治君?」

「くくっ、別に」


 他人事として笑う雅治は置いといて、麻衣に近づき耳元でささやく。


『とにかくだな、麻衣には約束は守ってもらおうかな』

「わかってるって。それより、あとで一緒に写真撮ろ~ね♪」

「うん? 何の密約交わしてたんだ?」


 雅治が近寄ってきたので、俺と麻衣は同時に


「秘密だ」


 とハモって撃退した。

 水晶占いは、俺がメインで占って裏方に二人つく。

 お客を引き入れたり、説明したり音楽を流したりする係りだ。

 あとの一人は交代要員で、トラブルに駆けつける、俺の休みに代役で出る。


「それはそうと、試しに誰か占ってみてよ」


 麻衣が俺に催促すると、椎名も同意する。


「そうね、悪いところあったら助言しないとね」

「じゃあ忍、瞳を占ってチェックしてもらって」

「私? いいわよ」

「チェックだぁ? 信用ねえなぁ」


 俺は鞄から占いの本を、三冊出して机に置いて座る。


「関心関心、ちゃんと本まで用意してたんだな」


 腕組みした雅治が関心してうなずく。


「私が学校の図書館から貸りてきて忍に渡した本よ。どうだった? わかりやすかったでしょ」

「読んどけって言ってたから、昨夜制覇したんだぜ」

「ほーっ? マジかよ」

「いいか、部屋で本など開いたことない俺が、ページをめくって目次に目を通したんだ。それも三冊」

「おーっ、そいつはスゲーッ」

「雅治君調子づかせないで。まったく、読むってこと知らないの?」


 麻衣が目を吊り上げて俺をにらむ。


「ばか言え、目次を見ればその本を見切れるんだよ」

「はいはい、寝言はいいわ。カンニングしていいから瞳を占ってみて」


 水晶が置いてある机の前の椅子に、椎名が俺に刺すような半眼を向けて座る。

 彼女も若干怒り気味?


「じゃあ、占いましょうか」

「そうね、すませましょ」

「おう」

「“おう”はないでしょ、減点1」


 椎名がいきなりの駄目出し。

 それに合わせて隣から、テレビのクイズ番組でよく聞く間違いブザーの音が響く。


「その音は何だよ!?」


 見上げると雅治が携帯電話を操作して、音を出したようだ。


「聞いたとおり効果音アプリの不正解音だ。任せろ」

「雅治君は変なアプリ落とさないほうがいいよ。前にウイルスが付属したアプリ落として大変だったんでしょ?」

「自らウイルス落としたのか? あっははは」

「広瀬。人の不幸を笑いすぎ、減点2」

「そうだ、そうだ!」


 雅治の声と一緒に、ブザー音が二回鳴る。

 ふっ、不快だ。


「真面目に、続けましょ」

「ゴホン、では……恋愛を占います」

「恋愛じゃなくて、悩みとか駄目ですか?」


 椎名が脱線するような質問をしてきた。


「悩み? うちは恋愛を占う商いだぜ。相談事は他を当たってくれ」

「おい、おい」


 麻衣と雅治が突っ込む。


「臨機応変な対応もできないの? 減点3」


 また一緒にブザー音。


「わかったよ。それでは、何の悩みがありますか?」

「そうね、受験の準備を始めたいが身が入らないってことかしら」

「それだったら、外で乾布摩擦をやれば、十分に身が入るだろう」

「減点4」


 さらにブザー音。


「だから、ボケなくていいから」


 麻衣が俺の肩を叩く。

 やけに痛い。


「そ、そうか? んんっ。受験に身が入らないのは、はてーっ? どうしてかな」

「はてーっ? はないでしょ。減点5」

「うーん、もっと具体的なネタがないとな……」


 さすがに抗議する。


「じゃあさ、質問とかやって見てよ」

「質問か? うーん、では質問。質問は何を質問したらいいのかな? ははっ、わかんねーっ」

「駄目、駄目、減点100よ」


 ブザー音もひっきりなしに鳴らされる。

 うるさい、周りに怒られるぞ。

 パーティーションの入り口から、数人こちらを見て失笑している。

 おい、見るなと注意しろ。


「もーっ、ちゃんとしてよ」


 俺の横で麻衣がかがみ込み、ひざを突いて落胆する。


「サイテーの出し物になりそう」


 そう言った雅治に無言の椎名。

 あちゃー、まずいか。

 三人の視線が痛い。

 これはやっぱり……フラメモを使うしかないのか?

 うーん。 

 覚悟を決めないといけないか。


「わ、わかった、今度は真面目にやる」

「本当よ」

「じゃあ広瀬。再度占って」

「うん……では占います。腕を机の上に乗せて水晶の両側に手を置いてください。その手に触れます」

「手相占いじゃないでしょ?」


 椎名が突っ込んできた。


「手に触れて相手の情報をもらわないと……あっ。いやっ。そうじゃなくて……」

「はっ?」


 はははっ。

 いけねぇ、言い訳を。


「いやっ。これは、水晶にイメージを送るような儀式みたいなもので……深い意味はないぞ。だから、水晶に乗せてもらい、その上に俺の手を乗せてから水晶を見るんだ」

「ふーん」


 麻衣が立ち上がり、不満そうな声をだす。


「儀式ね。水晶で占うんだから、手続きとしてありかな」


 椎名が珍しく肯定した。


「おっ?」

「続けましょ」


 そう言って椎名は、片手を水晶に乗せてきたので、俺は両手で押さえるように触れる。

 じゃあ、のぞいて視よう。

 俺はフラメモを使って記憶の映像を引き出す。

 後頭部に痛みが起き、耳鳴りが始まる。

 額の中央に熱を感じ出すと、前方にいくつもの映像が視えだす。


「では、しばらく水晶に映像を確認します」


 友人をのぞくのは、この占いだけ。

 よし。

 いくつもあるが、どれを視る? 

 まず手前の映像。






 ――この学校の図書室か? 


 目の前には分厚い本が広げられて、手前のノートに右手が何かを筆記している。

 前方の受付の壁に見える、日めくりカレンダーは……3日前だ。

 彼女が読んでるのは、弁護士の法律相談? 

 対話形式で云々。

 なんか難しい本読んでるが、椎名らしい。

 その彼女の前に、麻衣が立っている。

 ゲストさん登場。


「やっぱりここには……見当たらないわ」


 麻衣の不安声。


『わからない?』


 これは椎名が話しているようだ。


「うん」

『どうする?借りた本は返さないと、図書委員に返却要求されるわよ』

「返却日までに見つからなかったら……買って返すことにするよ」

『賢明ね。でも、見つかるといいけど』

「ええっ」


 なんだ? 

 図書館の本紛失したのか? 

 どうせ、どこかに置き忘れてんだぜ。

 ドジなやつ。

 ここでは、椎名のネタになりそうなモノはないか。

 次の動画を視よう。


 ――うん?


 空間を響く音と湯煙。

 これは浴室。

 そして、水の多く弾く音。

 おおおっ、上から水滴の雨。

 シャワー使用中だ。

 でも、湯気で真っ白。

 これじゃ何も見えないではないか。

 湯気も水滴もじゃまだぞ。

 晴れろ湯気。

 止まれシャワー!

 おおっ、画像がくっきりしてきた。

 拝めるか、彼女視線のヌード!


「こ、こら」

「えっ?」


 突然、俺の左頬に痛みが走る。

 目の前に火花が! 

 平手打ちを頬に食らったようだ。


「いててっ。あれっ?」

「ああっ、ごめん。広瀬があまりに嫌らしい顔してたから、つい……」


 なんか、見透かされてる気がしてきた。

 俺って顔に出るタイプだったのか? 


「つ、続ける?」

「ああ」


 頬が痛んだおかげて、面白ネタを探す気になったぞ。

 次の映像。

 そう心に思うと、映像が瞬時に変わった。





 ――あれ、また図書館の映像だ。

 

 目の前にノートが見えるが、いやっ、図書館と違う。

 前に本が立てかけられて……机だ。

 ここは彼女の部屋か? 

 きっちり整理されてるから。

 うん? 

 画面が動いた。

 立ち上がって、中央のテーブルに置いてある本を取ってページをめくる。 

 壁に、男装した女性の派手なポスターが貼られているのが見えるが……あれは宝ノ塚だ。

 ほーっ、宝ノ塚ファン? 

 彼女の意外な一面。

 ほーっ、ほーっ、ほーっ。

 他に何かないか。

 机もきっちりしてるな。

 んっ?

 テーブルの下に、ゲームソフトが一本見えた! 

 おおっ! 

 あれは世に言う、ボーイズラブではないか!! 

 でも、あのボーイズラブ。

 ビニールシートの封がしたままだ。

 借り物ではないだろうし、頼まれて購入などもないだろう。

 買ったが興味が失せた? 

 いや、いや、時間がないからだろう。

 積みゲーにせず、己の煩悩を充足すればよいのに。

 くくくっ。

 よしこのネタで行こう。






「ええっと……水晶に受験に身が入らないことが見えました。……別の事柄が気になってますね」


 俺は片目を上げて、おもむろに語ってみる。


「別の事柄?」

「人目をはばかるものに目を奪われているけど、はまりたくない、勉強を優先にしたい、でも気になる」

「えっ、たとえば?」


 椎名が食いついてきた。


「たとえば、宝ノ塚のような世界に憧れるとか」

「えっ!」

「ボーイズラブを一杯プレイしたいとか」

「ボ、ボ、ボ、ボーイズラブ?」

「自分を受け入れるのが一番ですョ。ゲームとかやり終えてれば、後は問題なく勉強に集中です」


 絶句して赤面しだした彼女。

 これはまずかったかな。


「えっ、えっ、何でこんなに……コホン。冗談でしょ? どういうこと? どうして?」


 やばっ、椎名が疑問を抱き始めた! 

 ここは、一つ大きく外しておかないと。


「それでは、恋愛運ですが……」


 彼女は、今これといった相手はいないはず。

 それなら。


「今、将来を共にしたい男性がいます」

「はあっ?」


 椎名が不快な声を出す。

 俺は顔を上げて雅治を見ると、にこやかだった顔がしおれだすのを目撃。


「ごめん。続けて」

「では……。相手はなかなか振り向いてくれません。しかし、あきらめなければその人も気づいて振り返るでしょう。あきらめない自分です。くじけず疑問を持たずにですね。それで、さきほど話したように自分を受け入れます。あきらめない自分を」


 少し演技入ったがいいや。

 あと一息だ。


「ふん、ふん」

「椎名ならツンツンでもOK。大丈夫でしょう」

「ツンツン?」


 椎名は不思議そうに反すうした。


「ああっ、今の失言……えっと、自分を受け入れればもう大丈夫。後は、行動で愛を分け与えること。それを惜しまなければ、もう幸運が約束されます。保障します。自信を持って」


 よし、決まった。

 だが、少し黙る椎名。


「どうかな?」

「んんっ……上手かったよ。よかった。始めは具体的過ぎるのが引っかかったけど、後半は満足いくものだったね。今ので合格」

「椎名から、ほめ言葉を頂くとは」


 携帯電話のブザーボタンを押したそうにしている雅治が、残念そうに言った。


「でも、何か見られたような変な印象を受けたわ」

「そうでしょ、こいつ妙に勘だけはいいのよね」


 麻衣が椎名の言葉に付け足す。


「こいつ呼ばわりかよ。この女は」


 俺は麻衣をにらんでみせる。


「あーっ、怒った? はははっ。だって本当なんだもの」


 やっぱり、派手なこと言えない。

 勘がいいってこと自体、まずい印象を与えてるようだ。


「そこでこのわたくし、ホームズの登場ですね」


 そこへ雅治が割って入ってきた。


「何?」


 椎名と麻衣が彼に向く。


「実は、忍ことワトソン君は、そう、残留思念の抽出異能者なのです」


 すっ、鋭い。

 やべーっ。

 こっ、これはやべーっ、やべーぞ。

 なんて奴だ。

 俺は背中から冷や汗が出で、焦った。


「ないない。そんなこと」


 あれ?

 椎名が呆れた感じで否定した。


「そうね。サイコメなんとかってやつでしょ? 探偵小説の読みすぎだわ」


 麻衣も加担してくる。


「探偵小説より、サスペンスかホラーじゃない?」

「ホラー? やだ。私苦手なのよ。雅治君、変な話しないでよ」


 麻衣が体を震わせて言った。


「何で攻められるんだ?」


 雅治が、二人の女子から後退る。

 あーっ、ビックリした。

 バレたかと思ったぞ! 

 雅治には、ホームズの称号を与えてもいいかも。


「ふう、これで何とかいけるかな?」

「ああ、会話していれば、バーナム効果が相手に発動するから大丈夫だって」


 そう言って、雅治が俺の肩を叩く。


「なんだ? そのバームクーヘンみたいな効果って」

「一般的に誰にでも当てはまることを言われて、自分だけに正確に当てはまっていると信じることね。でも、私はそんな誤信しないわよ」


 雅治に代わって椎名が自身ありげに話した。

 それを聞いて、俺と麻衣と雅治は顔を見合わせて、


「まあね、そうだな」


 三人うなずく。


「簡単に納得しないでよ。それで、さっき話していたツンツンって何? ツンデレなら知ってるけど……まさか」

「えっ?」

「広瀬は何か私のこと根本的に誤解してるようね」

「そうなのか?」

「私、自分で言うのも何だけど、ふふっ。優しいわよ」


 そう言う椎名は、満面の笑顔を俺に向ける。


「えーっ?」


 俺と雅治が、一緒に声を上げる。


「何?」


 速攻で椎名が鋭い声と三白眼を投げつけてきた。


「いいえ」


 俺はつい小声で返事をして、気の小ささを自覚してしまう。

 そこで校内にチャイムが鳴り響いて、学園祭が開始された。


「じゃあ、今日は私と瞳が隣から音楽とかライテングに当たるね」

「隣から二人に監視されるのか」

「監視? 人聞きの悪い。サポートよ、サポート」


 麻衣は俺に話しかけながら、隣の雅治に向く。


「佐野君は待機で、明日がんばってね」

「ういっす」


 雅治は休みかよ。


「俺のレストタイムは取れるんだよな?」

「そうね。そのときは私たちが、本片手で代役してるからさ」


 麻衣が、板のパーティションの外に出ながら言った。


「そのまま、役変わってくれよ」

「広瀬が適任なのは全員一致よ。期待してるから、しっかり真面目にやってね」


 裏に入った椎名から、監視役の言葉が投げられたので引き下がる。

 しばらくして、同年代の女子が複数で分散してやってきた。


「あれ? みんな入り口の瓦占いに溜まって見ているね。わっ。瓦素手で割ってから占い始めたよ。変わってる」


 入り口に立った客引きの麻衣が言った。





  

 三十分が過ぎると、目の前を通っていく生徒は、俺たちの向いにテントを張った星占いの店舗に入っていく人ばかりだった。


「来ないな」

「クラス内での店舗の位置が悪すぎたわ。出入り口が良かったようね」


 外から麻衣の声。


「外で鬼代官が仁王立ちしてるから来ないんじゃね? だったら一休みするか」

「気を抜かない」


 麻衣がコーナーの中に入ってきながら言った。


「いいじゃん、人来ないんだから」

「駄目よ忍! シャキッとしなきゃっ、来るのも来なくなるわ」

「へへーっ、お代官様わかりもうした」


 くだけたセリフを言ったら、裏から椎名の笑い声。

 俺のバカギャグ、受けたのか?


「なっ、何だよ椎名」

「だっ、だって二人はよいコンビだって……。それに広瀬って尻に引かれるタイプぼいし、麻衣にピッタリかなって」

「な、何言ってんだよ」


 ちょっと焦る。


「もーうっ、瞳ったら」


 麻衣も焦ってる。

 尻に引かれるね。

 椎名よ、確かに俺の性格はそのようになっているらしいが。

 麻衣とはいろんな意味で微妙な関係であるから、突っ込まないで欲しい。

 今の状況を、どうするかってのも考えてないが……。

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